フェラーリ 360 スパイダー
(2000-2005)
フルオープンソフトトップを備える。座席背後に整流板が設けられた。
メルセデスベンツとポルシェが共同出資して立ち上げたドイツのCTS社が開発した全自動幌システム。
ウインドウが全開になり幌が自動で畳まれ、
フェアリング風のトップカバー内に収まるようにできている。所要時間は20秒。
へェドレスト後方のロールバーとフェアリングはスパイダーらしさを見事に表現している。
エンジンフードは水平でガラス製、往年のトランクバックタイプ。
フェラーリ 360 モデナ
(1999-2005)
車名は排気量から、モデナはフェラーリ発祥の地名をサブネームとした。
どちらかというと保守的なイメージがあったフェラーリに革新を与えたモデル。
伝統のトンネルバックスタイルを止め、
リアセクションは後方に滑らかな傾斜が与えられたファストバック形式に変更されている。
エンジンフードはガラス製でエンジンがよく見える。
ボディーデザインはピニンファリーナ、ディレクターで奥山清行氏が関わる。
イメージは女性の爪、なるほど全体的に女性らしい優しい曲線が使われている。
F1黄金期と重なる。
ボディ外装やフレームはアルコア社のオールアルミ製を始めシャシーやサスペンションに至るまで
軽量素材を使用し軽量化を図った。F355に比べボディサイズが大きくなったものの-50㎏となる。
ダウンフォースを効果的にする為のボディースタイリングや後方下面へ空気を効率的に送り込む
ディフューザーの形状を考案した。
エンジンは可変バルブタイミング機構と電子制御スロットルを採用。
4,477×1,922×1,214㎜
1,290㎏3,586㏄
6速MTorF1マチック
90°V8DOHC5V,400PS
0-100;4.5秒,295㎞/h
215/45ZR18、275/40ZR18
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