ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 512 BB ケーニッヒ

2021-07-20 | V12

フェラーリ512 BB KOEniG

(1982)

ドイツのチューナー、ケーニッヒ・スペシャルズがフェラーリ512BBをベースに

オリジナリティ溢れるカスタマイズカーとして仕立てた迫力のロードゴーイングモデルです。

ベースカーがキャブレター仕様のものに多く存在するノンターボ仕様を再現したモデルです。

フロントの大型チンスポイラーや前後のオーバーフェンダーなど基本的なシルエットは

ターボ仕様に酷似していながら、エンジンフード上部には効率良くフレッシュエアを取込む為の

インダクションボックスが備えられ、迫力のバックスタイルを形成しています。

二基備えられたそのインダクションボックスは一部がクリアパーツ化されており、

中にはキャブレター仕様エンジンを強くアピールするファンネルを透かして見ることが出来ます。

整然と並んだ幾つものファンネルは挽物部品で再現し、精密感と共に機械加工による金属部品ならでは

の光沢を発しております。更に本製品ではヘッドライトが固定式の丸4灯とされたタイプを

モデル化し、あたかもコンペティションマシンのような精悍さを醸し出します。

またホイールはBBRメッシュタイプでケーニッヒの大型リアウイングが付きます。


フェラーリ SP12 EC,BB 512/LM 24H. LeMans N.A.R.T

2021-07-16 | V12

フェラーリ SP12 EC

(2012) 1台

熱狂的なフェラーリスタで知られる英国のギタリスト、エリッククラプトン氏が

フェラーリに依頼したワンオフモデル。

458イタリアをベースにボディはピニンファリーナが特別にデザインしたもので、

モチーフは『512BB』に求められた。

512BBは、エリック・クラプトンの大のお気に入りで、3台を所有している。

ヘッドライトなどBBはリトラクタブルヘッドライトですので最新のエンツォフェラーリに似ている。

ボディ半分はブラックに塗られ、2対のテールランプ、Cピラーやエンジンフードなど

458よりBBを連想されるデザインになっている。

性能データは458イタリア。

 

フェラーリ BB 512/LM

24H. LeMans N.A.R.T

(1979)

512BB LMは512BBをベースに1979年から1982年までに25台が製作されました、

このモデルカーはノースアメリカンレーシングチーム(N.A.R.T.)です。

この時代のルマンはポルシェの独壇場でした、

無敵の強さを誇るポルシェ935に対して、重量が重く最高出力でも大幅に劣る512BB LMには

勝ち目はありませんでした。

詳細データ不明。


フェラーリ 512 BB Lorentz,512 BBi

2021-07-12 | V12

フェラーリ 512 BB Lorentz

(1980)

512BBをベースにスパイダーモデルにした車両。

1980年代はまさにスパイダー暗黒の時代。

アメリカをはじめ世界中のメーカーがオープンボディの販売から手を引いてしまっていた、

そんな時代にこの512BBのスパイダーはまさにスーパースターな1台であった。

ドイツのコーチビルダー Lorenz und Rankl によって少数製作された。

このコーチビルダーは308系のスパイダーも製作している。

 

フェラーリ 512 BBi

(1981-1984) 1,007台

BBシリーズの最終型で排ガス規制の為、キャブからインジェクションにマイナーチェンジした。

始動性が向上し、扱い易さも一段と向上したが100㎏重く20PS下がり最高速度も低下した。

外観の変更点はフロントグリルの奥にあったフォグランプの位置が前面に移動した。

リアエンジンフードとマフラー周囲の形状に変更を受けている。

11年に渡りBBスタイルというフェラーリらしい特徴的な美しさを完成した。

エンジンをミッドシップに置いたのにフロントを長く低くデザインした事に尽きると思う。

180°V型水平対向12DOHC

4,943㏄, 1,499㎏, 5MT,

4,400×1,830×1,120㎜

ボッシュインジェクション

340PS,最高速280㎞/h

240/55VR15, 240/55VR15


フェラーリ 512 BB TARGA R.STRAMAN,512 BB

2021-07-12 | V12

フェラーリ 512 BB TARGA R.STRAMAN

 

フェラーリ 512 BB

(1976-1981) 929台

排気量5Lと12気筒、BBはルリネッタ(クーペ)、クサー(水平対向)を意味する。

厳しい排気ガス規制をクリアする為排気量600㏄アップしながらパワーダウン。

FRPやマグネシウムをコストカットの為スチールやアルミニウムに替えたので120㎏重くなった。

一方トルクが上がったので乗り易くなった。

外観の変化はブレーキ冷却用のNACAサイドダクトが新設された。

テールランプが2対タイプ。

空力向上の為フロントスポイラーが付いた。

当時、ランボルギーニカウンタックLP400が最高速300㎞/hを謳っていた為、

フェラーリは302㎞/hとカタログで発表、世界最速を競い合った。

180°V型水平対向12DOHC

4,943㏄, 1,400㎏, 5MT,

4,400×1,830×1,120㎜

ウェバーキャブレター

360PS,最高速302㎞/h

215/70VR15, 215/70VR15