娘が合宿にいっていないので
家は、静かである。
末っ子は、ついにひとりっこ状態になった。
昨日は、スーパーの特売日だったので
彼だけに、大きなシュークリムをかってあげた。
彼だけ、ステーキを焼いた。
彼に合わせて、献立を決める。
クラブで疲れて帰宅したら、
それに合わせて、御飯をつくってあげる。
昨年の喧騒がうそのようである。
長女がいて、夕方早くに、御飯を自分の分だけ
作る。
私が台所にはいると、調理したお鍋が流しにあって
私は、うんざりした。
そして、次女と息子のための料理するのに
洗いものから・・・ってなあ・・・・。
と不機嫌である。
猫は、「まんま、ちょうだい!ちょうだい!」と
エプロンのすそに立って、爪を立てる。
食事を作っても、次女は時間どおりにかえってこない。
やっと帰宅し、二人で食事。
二人で、テレビをだらだらとみて
やっとこさ、洗い物をしたとたん
息子が帰宅しようものなら
「なんで、今ごろ・・。」といきなり
不機嫌である。
そんな状態が、ここ数年続いていたなあ・・。
とにかく、あと数日は、息子の食事時間に合わせて
体力温存していてお給仕してやると、息子は落ち着いている。
猫も、静かである。
昨日、息子がしみじみといった。
「家の中の人数が少ないと、平和だなあ・・。」
彼が生まれたとき、社宅暮らしで
病院から車で社宅の駐車場についたとたん
遊んでいた子供たちが、かけよってきて
触ろうとした。
無菌状態の新生児がいきなり泥だらけの
手で、囲まれた。
私は、悲鳴をあげたっけ。
それ以来、彼がひとりだったことは、ほとんどない。
家には、姉たちがいて
周りには、社宅の子供たち。
どこにいっても、すぐ、友達を作る。
この地区で、息子を車に乗せて走ると
「あ!○○だ!」と、叫ぶ。
サッカーのクラブチームは、結構、広範囲だから
とにかく、知り合いを見つける。
落ち着かない人生なんだな・・。
「末っ子の男の子だから、かわいいでしょ?」と必ずいわれる。
かわいくて、たまらないというのは、ちょっと違う。
面倒くさいこと、たびたびである。
手を抜かざるを得なかったこと、たびたびである。
今は、姉二人の育児のあと、軽く、流して走っている感がある。
それで、いいのかもしれない。
やいやいいうと、反抗期の男子は、えらく暴走し
かまってやれないと、それはそれで、すねているのかな?
と思う。
私は、息子と二人で、どこかに行くのがすきである。
話をするのが好きである。
どういう感じ方をして、どんな考え方をしているのか?
それを知るのが、単純に好きである。
(彼の機嫌が悪いと地獄である)
それは、姉たちも同じ。
やっと時間ができて、子供たちのことをふりかえってみると
なかなか、面白い人間に仕立ててきたなあ~。
と思うのである。
とりあえず、孤軍奮闘、がんばってきました。