遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

11月になった:脳梗塞の片麻痺になったらNo2

2006-11-06 00:37:45 | Weblog
11月5日
 とうとう11月になりました。半身麻痺になって24ヶ月目です。リハビリを休まずやって、日常生活はなんとか出来るまで回復しました。が、私の目標とするところまでは、達していません。ピアニストなら以前と同じようにピアノが弾けるように。アスリートなら以前と同じように試合に出れるように、それが私の目標です。動いても更に次の動きが出来るように、更に、更に、と際限のない目標がでるのです。脳も機能を回復させた瞬間から次の機能へと要求が来るので休む間もないようです。要求条件がだんだんと厳しくなっています。要求が実現すると、実現できた喜びは束の間です、既に次の要求を依頼しているのが、今の私です。終わりが無い道程でしょうか。あきらめが必要でしょうか。要求を実現するための努力を私は実行しているのでしょうか。
 日々身体の状況は変化しています。肩、肩甲骨、上腕、肘、前腕、手首、手のひら、夫々の指微妙に変化している。良い時もあるし、悪い時もある。昨日は良かったのに今日は悪い、何故だ?足だって、同じだ。膝の調子が、ころころ変わる。足首だってそうだ。だから、歩き方も微妙に違ってくる。良い方向だろうか、悪い方向だろうか。悪い時に走っても良いのだろうか?動きが鈍い時に、指を大きく動かしても良いのだろうか。闇の中を歩いているようだ。だからなおさら神経が研ぎ澄まされて、己の身体の隅々を観ている。手と足だけではない。脳は何をしているのか。前頭葉で、側頭葉で、中心部でゴソゴソと動いているようだが何をしているのだろう?後頭部でゴソゴソしていると、不安が募る、怖い。じっと脳を覗く。そして、なすがままにしている。朝はいつか来る。
脳梗塞の半身麻痺になったら No1



10月15日
 脳梗塞なんて、ならない方が良いに決まっている。不幸にしてなってしまったら、なってしまったと思うしかない。過去を振り返っていろいろ言っても治るわけじゃない。明日のことを思ってリハビリに専念したほうがよい。
 間違ってはいけないことは、脳梗塞になると血液が止まるから脳細胞が死ぬ、死んだ脳細胞が関与していた身体の部位が麻痺する。脳梗塞の治療は、詰まった血管を解除するのと、死ぬか生きるかの瀬戸際にある脳細胞をなるべく助けるように、新たに血管を作って酸素と栄養を配布することにある。しかし、悦液が途絶えれば脳細胞は三分で死ぬといわれている。なにかおかしいと思って、検査するけど、検査法はCTとMRIしかない、これらは時間がどうしてもかかる。CTは早いが、過去の状態しか検査できない。MRIは現在の状態がわかるが15分から20分必要。その間、脳細胞は生きておれるか。脳梗塞になるということは、脳細胞が死ぬということ。だから、麻痺になります。右脳だったら、左半身が。左脳だったら、右半身が。
左脳の場合、言語にも影響を及ぼす確率がたかい。半身というのは、本当に身体の半分なんです。顔も鼻も舌も喉も声帯も胴体も半分が麻痺するのです。
 脳梗塞の治療は、私の場合、10日間で終わりました。
 1日3回の点滴と1日1回のの高圧酸素機密カプセルに1時間入ることでした。これを10日間して治療は終わりでした。血管が破れてなおかつ脳梗塞だったら治療も当然ちがってくるでしょう。
 麻痺とは、どんな状態か 麻痺とは、麻痺となった手や足が動かそうと思っても、頭の中でいくら探しても見つからないことです。手や足は見えています。触ればかんじます。だけど、動かそうと思ってもないんです、手や足がないのです。だから、動かせないのです。患者が動かせないものを、リハビリしても動きません。手や足に問題があるわけじゃないのです。問題は、脳の中で指令が伝わる神経が途中で無くなっているのです。だから、筋肉が問題ではないのです。動かない筋肉を一生懸命動かしても、リハビリの効果は薄いのです。患者の脳は、患者が一生懸命にならないと、回復するとは思えません。
 栗本 慎一郎さんは、1ヵ月後歩いて退院しました。私も1月の入院で自分の足で歩いて退院しました。栗本さんの場合は、当初首を30度以上上げてはいけないといわれていました。それでも退院のときは、歩いて退院されました。私の場合は、制約事項はなにもありいませんでした。しいてあげるなら、タバコはすわないで、でしょうか。私はタバコを吸っていませんから、何もないのと同様でした。
 
脳梗塞の半身麻痺になったら No1



10月15日
 脳梗塞なんて、ならない方が良いに決まっている。不幸にしてなってしまったら、なってしまったと思うしかない。過去を振り返っていろいろ言っても治るわけじゃない。明日のことを思ってリハビリに専念したほうがよい。
 間違ってはいけないことは、脳梗塞になると血液が止まるから脳細胞が死ぬ、死んだ脳細胞が関与していた身体の部位が麻痺する。脳梗塞の治療は、詰まった血管を解除するのと、死ぬか生きるかの瀬戸際にある脳細胞をなるべく助けるように、新たに血管を作って酸素と栄養を配布することにある。しかし、悦液が途絶えれば脳細胞は三分で死ぬといわれている。なにかおかしいと思って、検査するけど、検査法はCTとMRIしかない、これらは時間がどうしてもかかる。CTは早いが、過去の状態しか検査できない。MRIは現在の状態がわかるが15分から20分必要。その間、脳細胞は生きておれるか。脳梗塞になるということは、脳細胞が死ぬということ。だから、麻痺になります。右脳だったら、左半身が。左脳だったら、右半身が。
左脳の場合、言語にも影響を及ぼす確率がたかい。半身というのは、本当に身体の半分なんです。顔も鼻も舌も喉も声帯も胴体も半分が麻痺するのです。
 脳梗塞の治療は、私の場合、10日間で終わりました。
 1日3回の点滴と1日1回のの高圧酸素機密カプセルに1時間入ることでした。これを10日間して治療は終わりでした。血管が破れてなおかつ脳梗塞だったら治療も当然ちがってくるでしょう。
 麻痺とは、どんな状態か 麻痺とは、麻痺となった手や足が動かそうと思っても、頭の中でいくら探しても見つからないことです。手や足は見えています。触ればかんじます。だけど、動かそうと思ってもないんです、手や足がないのです。だから、動かせないのです。患者が動かせないものを、リハビリしても動きません。手や足に問題があるわけじゃないのです。問題は、脳の中で指令が伝わる神経が途中で無くなっているのです。だから、筋肉が問題ではないのです。動かない筋肉を一生懸命動かしても、リハビリの効果は薄いのです。患者の脳は、患者が一生懸命にならないと、回復するとは思えません。
 栗本 慎一郎さんは、1ヵ月後歩いて退院しました。私も1月の入院で自分の足で歩いて退院しました。栗本さんの場合は、当初首を30度以上上げてはいけないといわれていました。それでも退院のときは、歩いて退院されました。私の場合は、制約事項はなにもありいませんでした。しいてあげるなら、タバコはすわないで、でしょうか。私はタバコを吸っていませんから、何もないのと同様でした。
脳梗塞の半身麻痺になったらNo2 
不幸にして脳梗塞になり、半身麻痺になったら
 ①梗塞箇所を聞く。
 ②死んだ脳細胞はどうなるか聞く。
①は、どのような麻痺を知るため
 私の場合右脳の被殻。手足を動かす指令は、前頭葉で出すようです。指令を必要な筋肉に伝えるのが被殻の役目、今までトレーニングしてきたデータを元にして作ってきた神経回路使って伝えます。歩く時どれだけの筋肉が一糸乱れずに動いているのでしょう。普通は、何も知らないでもスムーズに歩いていますね。生まれてから歩き方を練習して歩けるようになっています。そのデータがこの被殻の神経回路に詰まっているのです。この脳細胞が死ぬと今まで蓄積されたデータも無くなってしまうわけです。ですから、死んだ脳細胞がどうなったかを、知れば、効率よくリハビリが出来るようになれると思うのです。
②死んだ脳細胞はどうなる?これは、以前ここでも説明しました。詳しくは古いブログを見て下さい。「NHKサイエンススペシャル 驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心に秘められた復元力:発達と再生」(P50~P54)に記述されています。この本は廃版になっていますので、図書館にしかありません。私も借りて読みました。納得しました。脳細胞は再生すると。細胞は再生しますが、今まで集積していたデータは、当然再生されません。赤ちゃんと同じまっさらな脳なのです。赤ちゃんは立つまで10ヶ月ほど必要ですね。半身麻痺になると半身は正常に動きます。麻痺した半身は動きません。落差が大きいのです。
 ただ、麻痺した半身は、そこの筋肉が悪くなったわけじゃないのです。信号がこないから動かないのです。悪いのは脳のほうなのです。
 筋肉は動かないと、硬く、細くなります。毛足を骨折や捻挫をしてギブスを付けると一ヶ月程度でも細くなりますね、あれと、同じです。骨折とかの場合は、筋肉に神経が繋がっていますから、それなりの状態で維持します。麻痺の場合、それなりの状態で維持できないのです。
 リハビリの療法士が麻痺した手足を動かしてもなかなか回復しません。患者が自分の意志で動かさないと効果が小さいのです。赤ちゃんが手足をバタバタさせていますが、誰の意志でしょうか。
 そこで問題になるのは、麻痺した手や足をどうやって動かすのか。患者は、麻痺した手や足が頭の中で見つからないから、動かそうにも動かせないと言いました。が動かせた人もいたわけです。私も動かしました。それはイメージです。探しても見つかりませんから、頭の中でイメージするのです。それも足全体を一本の木みたいに。イメージしながら全身の力を使って持ち上げるのです。ベッドの上に仰向けに寝て、上に上げるのです。とても重いのです。最初は、何度もできません。上げることが出来ると、とりあえず神経回路がつながったことになります。上がったとしても、足でしたら、膝や、足首はまだ頭の中では見えません。上げることを、繰り返しているうちに、徐々に見えてきます。自分の意志で動かせば、後はリハビリの療法士のカリキュラム通りにやれば歩けるようになります。脳を働かせるのは患者しか出来ないのです。ただ足を上げる時全身の力を集中させますので血圧が上がります。注意が必要です。私の場合、20ほど上がりました。私は機密高圧酸素室
の中で操作員が見ている前で行いました。
 
コメント
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