遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

君は、この痛みがいつまで続くか知っているのか、貴方はこの痛みが解っていますか?

2010-11-08 22:23:09 | Weblog
11月8日
 最近、左手の肘が抜けるような痛みが発生した。今までには無かった事だ。
肩が抜けるような痛みは何度かあったが、肘は初めてだ。
 痛みがでると、手の打ちようがないない。全然ない。
通り過ぎるのをじっと待つしかない。我慢するしかない。大体が
夜寝てしまうまで続く。寝てしまう、というのが解決策かもしれない。
痛いからといって、手が動かないということはない。手は普段どおり
動く。ただ、痛みがジンジンとくるだけなのです。ジンジンと・・・
それで、口では「イテテテェ」とか言ってみるのです。我が家では
誰も反応してくれません。誰といっても相棒しかいませんけど。
 この痛みは、回復の兆しなのです。何かが以前より良くなっています。
何が良くなっているのかは、一瞬しか見えません。本人が一瞬ですから、他人は
気が付かないでしょう。バドミントンをしている仲間でも、私が脳梗塞で
左半身麻痺の後遺症を抱えたままバドミントンをしていることを、全く知らない
人もいることですから、私は普通の人に見えると思います。ただ、上手くない人だ、なんて。
 手は足よりも動きが複雑です。仕事で使えるようになるには、とても大変な
ことです。仕事で求められるのは、繰り返しと速さでしょう。現在の私は、
この繰り返しと速さがとても苦手です。
 グーとパー、右手では百回連続して行っても簡単に出来ます。一分とは掛からないでしょう。
笑いながらでも出来るでしょう。これが、左手となると簡単にはいきません。
笑いながらなんてとてもとても。
もう一つ、苦しみと言うか辛さというか、そんなものが出てくるのです。
例えば、グーパーを連続百回する訓練をします。始めの頃は、ただ百回を
目標にしてやっています。毎日やっていると使われている筋肉も慣れてきます。
そうすると、自然と早くできるようになります。例えば、百回100秒で練習します。
一週間もすると90秒で出来るようになるとします。今までは、百回100秒
筋肉などが動くように練習し、そのようなシステム目標にして神経回路が
作られてきました。これが出来るようになった瞬間、ここが普通になるのです。
つまり身体の中のバランスが壊れるのです。百回連続して行うのが辛くなるのです。
今まで上手くできていたのが、とっても下手になっているのです。ギターを弾いていて
昨日までは上手く弾けていたものが、今日は弾けない、なんてことになっているのです。
ただ、身体の何かが良くなっている、と云う感じはあるのです。が、とても辛いことなのです。
 良くなった一瞬の感覚がつかめなっかた場合(人)は、リハビリを続ける気力が
なくなるせしょうね。偶々私は、その感覚が判るから、リハビリを続けているのだと
思います。
 どのくらいすれば良くなる兆候が現れてくるのか、私には全くわかりません。
何をどのようにすれば現れてくるのかもわかりません。それは、ある日突然
やってくるのです。ほんとに突然!痛みも突然!そのときは、きっと血圧も
上がっていることでしょう。180くらいに。
 そして貴方たちには、この痛さはきっと解らないでしょう。
医療側には、脳梗塞で半身麻痺になり、それを克服した人はいないのでしょうね。
経験のない人達が治療(リハビリも)にあたっているのでしょうね。
 患者になってしまった人は、過去を振り返ることなく、ただひたすらに
自分の思うリハビリを続けるしか脱出する道はないのかも。
コメント
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