釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

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雑談:刑事コロンボ 第1作目

2013-10-06 10:00:23 | その他の雑談
昨日、刑事コロンボの第1作目『殺人処方箋』が、NHK BSで放送されたので観た。

このシリーズは69話まであるという。
『男はつらいよ』同様、このコロンボ・シリーズは私は全話みているわけではないが、どの話をみても面白い。

人気に溺れて手を抜くことをしなかったから、こんなにも続いたのだろう。

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この第1作は1968年制作というから、ピーター・フォークが若いのは当然だが、例のヨレヨレ・コートも未だ新品に見えるし、コートの下のスーツも新しく見える。

なによりも違うのは『犯人』を窮地に追い込んでいく鋭い精悍さだ。

後年のトボけた鷹揚さは未だ少なく、ことに此の第1作目『殺人処方箋』での共犯者の若い女を問い詰めていく、過激とも言える舌鋒の鋭さは後年の作品には見られない迫力がある。 痛快であった。

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今回放送されたのは、ノーカット・ハイビジョン・リマスター版ということだが、エンディング・クレジットによると、小池朝雄がコロンボの吹き替えをしていることになっていた。

この小池朝雄の吹き替えの適役さも日本での流行の一因になっていたのだろう。

小池朝雄は1985年に亡くなっているから、ノーカット版も既に彼が吹き替えをしていたのだろうか。

私は、ピーター・フォークの地声は『ベルリン天使の詩』でしか知らないが、確かに小池朝雄の声に似ていた。

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ピーター・フォークは1927年に亡くなっているが、アルツハイマー病だったそうだ。

しかし、この刑事コロンボ役で多くの世界で愛され、役者冥利に尽きる人生だったのだろう。それは『ベルリン天使の詩』でも暗示させている。

享年83歳だったそうだ。(合掌)

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