姑の背中をみて、老いを考えた私であるが。
自分も、若くなくなったなぁ、と実感することがある。
以前なら、都会に向けて帰省することが、とても楽しみなことのひとつだった。
雑誌や、ネットで、あれこれ情報を集めて、これを買うならココ、あれを探すならあそこ、という風に頭の中のメモ帳をいっぱいにしていそいそと車に乗り込んでいた。
だが、ここのところそういうことに興味が少しずつ失せ始めていることに気づく。
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短い帰省が終わった。
あまりの暑さに、あちこちお買い物ツアーをするガッツもなくて、そそくさと用を済ませてさっさと帰路に着いた。
帰省を済ませた誰もが思うことは、それぞれの親の小さくなってゆく背中のこと。
姑の身体も、一回り小さくなったような。
私は、自分の血肉を分けた親よりも、姑のほうがウマが合う。
だから、彼女と一緒に暮らすことはやぶさかではないのだが、本人がそれを望んではいない。
当然であ . . . 本文を読む