ガーデニングに目覚める

せっかくの休日も、ムスコの土曜講座で普通どおりの起床となった。
２度寝するのも中途半端で、仕方がないので家の中でごぞごぞする。
先日お邪魔した知人宅でみた、庭園の素晴らしさに影響され、ベランダ園芸にでも手を出してみようか、という気になる。
正直に言えば、色々と説明をしてくれたのだが半分くらいしか聞いていなかった。
というか、植物に関してはあまり興味のない私なので、耳に残らないのだ。
どうみても雑草にしか見えないものが、実はとっても希少価値の山野草であったり、園芸種でも原種であったりと植物好きな人が聞けば思わず涎がほとばしるような草花がそこここに植えられていた（らしい）。
私にしてみれば、そういった草花よりもGPSを駆使して家の位置を確認して作った、という日時計に興味津々だったり、自分で敷き詰めて固めた石段、腐葉土の置き場、自分で作った木戸に目がいってしまった。
しかし、植物のもつ清冽なエネルギーみたいなものを肌で感じ取り、たとえマンションのベランダでも少しは楽しめるのではないか、とやってみることを思い立つ。
折りしも、バラが咲き誇り、植えていた鉢が窮屈そうになっていたこともあり植え替えに着手する。
以前なら間違いなくほったらかしにして、枯らしてしまっていたが、そういうことでもやってみようと思うのも、加齢による心境の変化というものかもしれない。

ついでに、ポットで買ってきたプミラ、ワイヤープランツ、イタリアンパセリ、ワイルドストロベリーも植えてみる。
なんか、土の匂いを嗅ぐのは久しぶりだということに気付く。
今度はネギや紫蘇や、山椒も植えてみようかな。
やっぱり実用面も充実させたいと思う意地汚い私だった。