家具のアップデート

結婚から38年

永く付き合ってきたダイニングチェアが壊れた。

座面の接着部分がはずれたのだ。

家具は一生物、と聞いて育った私は、まさか壊れるとは思ってもみなかった。

さっそくネットで調べると、今は廃盤となっており、同じ型を望むなら受注生産となり10万近く必要になるようだ。

修理するにしても、いったん解体して組み直すので、送料も併せれば新品を買うより高くなるかもしれない、ということで。

新聞に入ったお洒落な家具屋さんのバーゲンを覗きに出向いた。

そこでみつけた座り心地のよい現品限りの一脚と、バーゲンにはなってない同じ型を取り寄せて夫婦二人の椅子が新しくなった。

上に乗る二人は老朽化甚だしいが、椅子だけは新品。

保証期間は10年らしいが、その倍の期間を生きたらどうしよう。

次は車椅子への買い替えにならんことを祈りたい