ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

NHKのなぞ

2016-06-13 | 砂時計
最近の朝ドラの主人公
ここ最近のストーリーは、一般企業の創業者にまつわるものが多いなぁ、と。

大昔、NHKの番組では、
「そこまでする?」
と思わせるくらい、わざとらしく商品名やお店の名前を伏せていた。
飲料のラベルを始め、洗剤、新聞、電化製品、車などなどありとあらゆるものすべて。
アナウンサーの洋服も、マークや、ロゴ入りのものは制限されていたはず。
公共放送としての立場上、それが当然の使命だったのかもしれない。

ところが、時代は流れ、いつのころからかゆるさを感じるようになってきた。
有名店のシェフを招いたり、そういうところに取材に行ったり。
MCにタレントを起用するようになると、ロゴ入り、ブランドマーク入りの洋服もOKになってきた。

その究極が、朝ドラだと思った。
「マッサン」しかり、「あさが来た」しかり、「とと姉ちゃん」、そして秋からの「べっぴんさん」。
ドラマの登場とともに、出演者はみな引っ張りだことなり、まつわる商品は大ヒット。
そんなのアリなん?
と不思議に思っていたら、それに呼応するように先日新聞が報じていた。

それによると、結局、ドラマチックな人生を追い求めると、どうしても成功者、それも企業家にいきついてしまう。
というような答えだった。
そりゃそうかもしれないんだけど、なんだかな~・・
それならビールのラベルも、わざわざ貼り換えてまで使わなくていいじゃない?と思ってしまうわたし。

文句があるなら見なきゃいいじゃん、と言われそうだけど、この先もよっぽどひどい脚本と俳優でなければ見るだろうな。
だし、まつわる人、モノには注目してしまうだろうな~・・

今期の「とと姉ちゃん」は好評を博しているようだが、私は前の「あさが来た」の方が数段面白かった。
今のドラマは、予定調和というか、「笑点」のノリに似ている気がする。
「梅ちゃん先生」や「おひさま」の過去作品と同様に、おっとり~とたおやかに時間の流れている感じ。
なんだか退屈。。

本編の肝である雑誌の編集に話が移って行けば、もっと面白くなるのかもしれないけど。
「暮らしの手帖」といえば、私の母の愛読書でもあり
商品テストなどは、こどもの私も、楽しみに読んでいた。
いろんな商品、さて、どうやってドラマに出すのかな?

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