ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

象徴ってなに?

2004-11-06 | 砂時計
先日の文化の日。
例年通り勲章の授章式が行われた。
戦後生まれの私にとって、文化の日の意味、勲章の意味、更には象徴たる天皇の存在というものがどういうものなのかはわからない。
単にシンボルであるはずの人からの授与というのもよくわからないし、それを光栄に思いうやうやしく押し頂くというのもよくわからない。
先日の園遊会で、国歌の斉唱を徹底したいと思います、と言ったひとがいた。
それを天皇陛下がやんわりとたしなめられた。
一般の人よりもよっぽど陛下のほうが、常識的なんだなぁ、と思ってしまった。
私の母(昭和7年生まれ)などは、いまだに天皇一家のことを尊敬語で言う。
たとえば、「美智子妃殿下は、ほんまにおやさしくていらっしゃる。」とかなんとか・・・。
へぇ・・・。

本日、新潟の被災地を両陛下が慰問されたらしい。
被災地の役人にはたいそう迷惑なことだったのではないか、と思われる。
が、両陛下の中には純粋に被災された方々へのお見舞いをしたい、という思いだけがあったのだろうとも思われる。
実際、本音はどうかはわからないが、両陛下から直に話しかけられて感激し、今の苦境からがんばらなければ!と思った方がいるのも確かだと思う。
象徴とはなんなのだろう。

我家の世帯主、我家の象徴ともいうべき夫が帰ってきた。
また、普段の生活が始まる。
夫の帰る前に、滑り込みセーフで焼いたロールケーキ。
ほんとは極上の無塩バターでバタークリームのロールケーキを作りたかったのだが、入手できずに生クリームにマロンクリームを混ぜ込んで。
甘いものの苦手な夫の為ではなく、私と子どもの口のために。

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2 コメント

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天皇制とかいうことより (CITROEN)
2004-11-07 15:09:57
私は、勲章の授与ってのが気になる。

皇室に関しては、ある意味ゲイノー人と同じ並びで見ている部分があって、別になんの感情も湧かないのだけど、あの文化勲章なるものは、なんかひっかかるよ。

今回、地震や台風で被害にあった人達がいる一方で、それとはまったく関係ない所で、関係のない人達が勲章をもらうってことがなんだかね。

うちの実父が、国家公務員だったというだけで、退職後に裁判所の調停員をしていたのだけど、その人選も摩訶不思議な基準で決められていて、自分が退く時に誰かを推薦するの。で、どんな人が選ばれているか、といえばどこかの大病院の院長夫人であったり、その土地の名士であったり。

そんな苦労などしたこともないような人(うちの親も含む)が、困っている人の間に入っての調停なんかできるわけないじゃん、って思ってた。

文化勲章にしたって、なに?この人選は。って思える部分が少なからずあるでしょう?

そんなことを優雅に執り行っているひまがあれば、目前で困っている人達の救済の方が先じゃないの、って思ってしまう。別に、天皇陛下が悪いわけでもなんでもないんだけど。

それにしても、昨日のぴさんの日記を読みに行って、くしくも同じネタでの日記に笑ってしまいました。さすが、同世代。
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象徴 (のぴ)
2004-11-07 08:48:16
憲法の条文には、



第1条 天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって,この地位は,主権の存する日本国民の総意に基く。



と書いてあるらしい。(検索した、覚えてたら怖い!)

国民統合の象徴、というとちょっとわかるような気がしてくる、かも。

で、勲章とかを授与するのも憲法の規定にあるらしい。



第4条 天皇は,この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ,国政に関する権能を有しない。

*国事に関する行為=天皇が国家機関として行う行為。

 その行為は形式的・名目的・儀礼的なもので,内閣の助言と承認を必要とし,内閣が責任を負う。



わかったようなわからないような、だけど



うちの母親は8年(近いねぇ)やっぱり天皇一家に関しては異常な敬意を払うねぇ。

もちろん丁寧語だし。

天皇家の式典(大葬の礼とかご成婚とか)は正座してテレビを見たそうで^_^;

やっぱり、戦前の教育を受けている人は、

天皇が普通のひとと同じ人間だといわれても、

心の底から納得はできないのかもしれないねぇ。
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