節子さんと、彼女の家のお嫁さんの好き嫌いが多い話から給食の話になった。
彼女は私より5歳上。
住んでいたところも全く違うので、給食の内容も違う。
彼女が給食で一番嫌いだったのは、チーズだったそうだ。
山の中の農家の出である彼女にとって、給食は夢のような食事だったそうだ。
母親を早くに亡くし、おばあちゃんの田舎料理で質素を旨として暮らしていた彼女には、給食で生まれて初めて食べるメニューも多かったらしい。
そんな彼女なので、どのメニューもとても美味しくて残すなんてもったいなくて出来なかったのだそうだ。
そんな彼女をもってしてもまずくて食べられない、と思ったのがチーズだったらしい。
彼女はけっしてチーズ嫌いではなく、今はピザでもフォンデュでもOKなのだが給食のチーズは石鹸をかじっているようでだめだったそう。
給食といえば、私には何一つとして良い思い出など無い。
パンはまずく、マーガリンも臭かった。牛乳が導入されるまでは脱脂粉乳。
なにより鯨肉がだされることが一番嫌だった。
臭み消しに生姜風味をつけてあるが、あまりに硬くて噛み切れないのでいつまでも噛んでいるとますます臭みがでてきて、人間の食べ物とは思えないものに変わった。
ムリに飲み込もうなら、おえっと戻しそうになってしまった。
仕方なく、こっそりとティッシュに包んでゴミ箱に捨てたら、それをご親切に先生に密告する卑劣な男子がいたりして。
昼休みの掃除時間も、埃の中で涙を流しながら、給食を食べさせられた思い出がある。
今なら、速攻保護者が学校に人権無視だとかなんとかだと訴えられるような虐待だ。
夫は夫で、給食が原因でれんこん、ごぼうといった根菜類が嫌いになったらしい。
姑のつくる筑前煮は、私が今まで口にしたどの筑前煮よりも美味しいのに、である。
なんでも、給食に出された土臭いごりごりしたごぼうの煮物が、とてもまずくてそれ以来
食べられなくなってしまったのだそうだ。
昭和40年代の給食なんて、そんなものだ。
食器だってアルマイトの独特なにおいがぷんぷんするような食器だったし、牛乳になってからも生ぬるい牛乳しか飲ませてもらえなかった。
よくあんな管理状況で、食中毒がでなかったものである。
それから思えば、今の子どもたちの給食はまるで毎日がお食事会のようだ。
今度、関西にオープンする私立の小学校では、近くの高級ホテルのレストランが調理を担当するらしい。
子どもに、なんて贅沢な!
という声もあるらしいが、私たち夫婦のように給食がトラウマになって、ひょっとしたら美味しいかもしれないものを、まずいもの、という固定観念しかもてなくなってしまうより、色々と美味しくいただける大人になったほうが、きっと人生は豊かになるのじゃないかな。
彼女は私より5歳上。
住んでいたところも全く違うので、給食の内容も違う。
彼女が給食で一番嫌いだったのは、チーズだったそうだ。
山の中の農家の出である彼女にとって、給食は夢のような食事だったそうだ。
母親を早くに亡くし、おばあちゃんの田舎料理で質素を旨として暮らしていた彼女には、給食で生まれて初めて食べるメニューも多かったらしい。
そんな彼女なので、どのメニューもとても美味しくて残すなんてもったいなくて出来なかったのだそうだ。
そんな彼女をもってしてもまずくて食べられない、と思ったのがチーズだったらしい。
彼女はけっしてチーズ嫌いではなく、今はピザでもフォンデュでもOKなのだが給食のチーズは石鹸をかじっているようでだめだったそう。
給食といえば、私には何一つとして良い思い出など無い。
パンはまずく、マーガリンも臭かった。牛乳が導入されるまでは脱脂粉乳。
なにより鯨肉がだされることが一番嫌だった。
臭み消しに生姜風味をつけてあるが、あまりに硬くて噛み切れないのでいつまでも噛んでいるとますます臭みがでてきて、人間の食べ物とは思えないものに変わった。
ムリに飲み込もうなら、おえっと戻しそうになってしまった。
仕方なく、こっそりとティッシュに包んでゴミ箱に捨てたら、それをご親切に先生に密告する卑劣な男子がいたりして。
昼休みの掃除時間も、埃の中で涙を流しながら、給食を食べさせられた思い出がある。
今なら、速攻保護者が学校に人権無視だとかなんとかだと訴えられるような虐待だ。
夫は夫で、給食が原因でれんこん、ごぼうといった根菜類が嫌いになったらしい。
姑のつくる筑前煮は、私が今まで口にしたどの筑前煮よりも美味しいのに、である。
なんでも、給食に出された土臭いごりごりしたごぼうの煮物が、とてもまずくてそれ以来
食べられなくなってしまったのだそうだ。
昭和40年代の給食なんて、そんなものだ。
食器だってアルマイトの独特なにおいがぷんぷんするような食器だったし、牛乳になってからも生ぬるい牛乳しか飲ませてもらえなかった。
よくあんな管理状況で、食中毒がでなかったものである。
それから思えば、今の子どもたちの給食はまるで毎日がお食事会のようだ。
今度、関西にオープンする私立の小学校では、近くの高級ホテルのレストランが調理を担当するらしい。
子どもに、なんて贅沢な!
という声もあるらしいが、私たち夫婦のように給食がトラウマになって、ひょっとしたら美味しいかもしれないものを、まずいもの、という固定観念しかもてなくなってしまうより、色々と美味しくいただける大人になったほうが、きっと人生は豊かになるのじゃないかな。
「出されたものを好き嫌いいわずに食べる」と母に厳しく言われていたせいかもしれません。
つい先日、娘が学校でくじらの授業を受けたその日に今では珍しい「くじらの竜田揚げ」が給食で出されました。
一度も食べたことのない味に娘は拒否反応を示すだろうと想像していたのですが、帰宅した娘は「美味しかった!」とニコニコ顔。
私たちの頃のものとは違うのかもしれないけど意外な反応でした。
私はあの油っぽいあげパンが好きでした。
今は比べ物にならないほど給食の質も向上していますよね。
残すのを許さない拷問のような仕置きはないので、今の子は幸せだなと思います。
小学校の時は2時間目の後に牛乳1本。
中学の時は週に2回(だったかな?)お味噌汁のみ。
珍しいでしょう?
このお味噌汁がとんでもないものでした!
おばさんが一人で作っていたんですが、ものすごーく薄味で、時々飼い猫の毛入りだったり○キブリの足が入っていたり・・・もちろん食べないで残したり捨てたりしてました。
母校に教育実習に行った時、まだおばさんもお味噌汁も健在(笑)でビックリしました。その時は生徒の前だから仕方なく食べたけどやっぱり美味しくなかったです。
よくこれでお味噌汁嫌いにならなかったなぁ(笑)。
一度でいいから普通の給食を食べてみたかったです。
私は給食大好きでした。・・というのもなかなかおいしかったんですよ。
ご飯もひじきご飯・わかめご飯、普通のご飯、揚げパンはきなこ・ピーナッツ・ココアとバリエーション豊富だったんです。(よくこれを言うと驚かれるので、めずらしい方なのかな?と思ってるのですが)
なのでもう一度給食が食べたいが為に、教育課程を取って教育実習に行きたい!と思ったぐらいです。(やることが多すぎて、途中で挫折したのですけど)
でも牛乳が飲めなかったので、やっぱり厳しい先生の時は、みんなが掃除している中も飲まされましたね~。今ではこういうこともないんでしょうね。
そんなに豪華ではなくても、やはりおいしくて温かい給食がいいですよね。
ところで!前に頂いたメールのお返事届きましたでしょうか?届いているなら気にしないで欲しいのですが、ずっと気になっていたのでお聞きしてみました。
アプリコットさんは、私よりも若干お若いのと、都会にお住まいだから、揚げパンなどというハイカラなパンがでたのですね~。
私が泣きそうだったのは、焼かれていない四角い食パン。耳の部分が唯一おいしく食べられた部分でした。まだ、コッペパンのほうがマシだったかも。あのパンの思い出があるから、パンにこだわりがあるのかもしれません。
Rokuさんのそれ!すごすぎ!!
どんな学校やー!とPCの前でうなってしまいました(爆)
食品衛生法もへったくれもないですね。それでたいして大ニュースになるような病人がでない、というのはやはり、今の過度な清潔主義がかえってよくないのかも、という気さえしてきます。
普通の給食、ってどの辺でラインをひけばいいのでしょう?(笑)
Rさん、こんばんは!
メール、え?って感じです。申し訳ないのですがもう一度送っていただけますでしょうか?
Rさんが体験された給食って、すごいゴーカ!
よっぽど教育委員会が、食生活に力を注いでくれていたのかもしれません。
よく、給食カフェ(?)みたいなのがけっこう流行っていると聞きますが、Rさんみたいに美味しい給食を食べて育った人には、物足りなく思えるかも?
お嬢ちゃんが通われる幼稚園の給食も、丁寧に心のこもった給食をだしてくれるところだといいですね。
私は、たぶん、そうまずくもなかったような気もするけど、何しろ食べるのが遅かったので、辛かった。
だって、黙って10分で食べ終えろ、とかいう先生だったりしたから。当然残したらいけなかったし。
子供たちの学校の給食は、業者が入っているので、すごい豪華だよ~。時々バイキングとか、何種類かのパンやデザート選べるようになっていたりするし。
パンも焼いてくれたりするの。すごいよねえ。
どうせなら3食頼みたいよ。
(話しかけてもらって嬉しかったのでまた出てきてしまいました♪)
CITROENさん、このお味噌汁は多分誰も食べていないから食中毒も出てないのかもしれません(苦笑)。
私の憧れ(?)の普通の給食は、トレーに3~4品目乗ってるものです。あ、デザートも欲しい!
お味噌汁だけ!とか牛乳だけ!じゃないものがいいんですけど・・・。
わんこ(旦那)に「給食食べてみたい~」って言うと「そんなん俺はいらん!」って怒られるんですけど。彼も給食にいい思い出が無いようです。
だって給食で初めてと言っても過言ではないくらい、パンを食べたことがなかったのよね…。
そして机の奥底で黴の培養実験をいたしました。
いまじゃ、信じられないくらい早食い&雑食でございます。
あ、脱脂粉乳も嫌いだった。
給食がきっかけで食べられなかったのは大豆とひじきの炒め煮。
最近やっとトラウマを克服しました(笑)
ラーメンの大盛りをかきこむ今のRocoさんから、想像できないわね~。
りょうくんたちの学校、それ豪華すぎない?
うちの息子の学校の給食も1年生のころ一緒に試食したけど、相変わらずまずかったよ。
主食は、たしかにかなり改善されてるよね。
ぷぷ、3食頼みたいって気持ちわかるわ。
Rokuさんの「普通」って、ちょっと豪華な気もしますが
ほら、やっぱり戌年のわんこさんもいい思い出がないでしょう?そうなんですってば、S40年代の給食は。
何品あったかな?思い出したくないメニューのオンパレードにはまちがいありませんっ!
そーよ、そーよ、のぴさん。
パンのカビ!私もよくやったわ。机の奥や、ランドセルの中。休んだりしたら、ご丁寧にわら半紙に包んで、パンとマーガリンを届けてくれたりしなかった?
そのマーガリンが、これまたへしゃげてたりして
でも、のぴさんが大豆とひじきの炒め煮が苦手だったなんて、すっごく意外!そういうの大好きそうなのにな~。
私は、鯨肉はまだ克服できてないわ。第一、そんなに口に出来るほど売ってないもんね。売っていらんけど