男女合わせてお年寄り3人が、なにやら大きな声で話し合っている。
ちょうど、買い物を済ませた商品を袋詰めする台の横だったので、自然と話し声が耳に入ってくる。
歯の抜けたおじいさんが、とびきり大きな声でしゃべっている。
が。
ふがふが言うばかりで、言葉としてはどうも音声は形成されていないように聞こえる。
だから耳に入ってくるのは、ふがふが、ほへほへ、という音ばかり。
だが、横で会話しようとしている残りの二人は
「ほぉ~」とか
「へぇ~」とか相づちを打ちつつ聞き入っているのだ。
その後も、おじいさんのふがふがいう音に混じって、その会話に参加している残り二人の不明瞭な言葉らしきものが聞こえてきた。
へぇ~、あれでも仲間内では何をしゃべっているのかわかるのかー!
と、妙に感心してしまった。
そういえば、ちっちゃな子ども達のあいだでも、そういう光景はよく目にする。
2,3歳くらいのちっちゃな子ども達が、何人かで遊んでいると
「△□○×#¥*やんなぁ?」と誰かが言えば
「□×△#¥*や!」と誰かが答える。
何をしゃべっているのやらさっぱり意味不明なのだが、彼らの仲間内ではどうやら会話として十分成り立ち、意思疎通がはかられているようだ。
不思議。。。
しかしながら、ひとのことは言えなくなってきている私たち世代。
先日、学生時代の友人が電話をくれた。
滅多に会うことはないが、年賀状を書く時期になると、ふと思い出してくれるらしく、電話をくれる。
小学校の先生をしているが、さっぱりした男勝りの性格のせいか、たいていは高学年を担当させられている。
あれやこれや四方山話に花が咲き、時の経つのも忘れてしゃべり続けた。
だが、そのなかで気になる点がいくつか。
お互い
「あれさ。」
「これね。」
「それよ。」
という指示代名詞が非常に多いのだ。
「えーっとね。あれあれ。ほら、あれよ!」
「ん?ああ、あれね。」
なんのこっちゃ。
お互い、話の流れでなんとなく何のことか見当がつくので決着はつくのだが、端で聞いているとなんのことやらさっぱりわからないことだろう。
きちんとした固有名詞を使いたくても、咄嗟にそれがでてこない。
これが歳ってことなのね。
と、お互い慰め合って長電話を切った。
つい5年前くらいまでは、先輩諸氏のそんな話を他人事のように聞いていた。
だが、45を過ぎると老化のスピードは加速がつく。
脳細胞の死滅するスピードも、驚くほど早いのだ。
誰もが、話の分かるヤツとは限らない。
どんなひとを相手にしても、理解してもらえる話を心がけなければ・・・。
こそあど言葉はほどほどにしなくちゃね。
ちょうど、買い物を済ませた商品を袋詰めする台の横だったので、自然と話し声が耳に入ってくる。
歯の抜けたおじいさんが、とびきり大きな声でしゃべっている。
が。
ふがふが言うばかりで、言葉としてはどうも音声は形成されていないように聞こえる。
だから耳に入ってくるのは、ふがふが、ほへほへ、という音ばかり。
だが、横で会話しようとしている残りの二人は
「ほぉ~」とか
「へぇ~」とか相づちを打ちつつ聞き入っているのだ。
その後も、おじいさんのふがふがいう音に混じって、その会話に参加している残り二人の不明瞭な言葉らしきものが聞こえてきた。
へぇ~、あれでも仲間内では何をしゃべっているのかわかるのかー!
と、妙に感心してしまった。
そういえば、ちっちゃな子ども達のあいだでも、そういう光景はよく目にする。
2,3歳くらいのちっちゃな子ども達が、何人かで遊んでいると
「△□○×#¥*やんなぁ?」と誰かが言えば
「□×△#¥*や!」と誰かが答える。
何をしゃべっているのやらさっぱり意味不明なのだが、彼らの仲間内ではどうやら会話として十分成り立ち、意思疎通がはかられているようだ。
不思議。。。
しかしながら、ひとのことは言えなくなってきている私たち世代。
先日、学生時代の友人が電話をくれた。
滅多に会うことはないが、年賀状を書く時期になると、ふと思い出してくれるらしく、電話をくれる。
小学校の先生をしているが、さっぱりした男勝りの性格のせいか、たいていは高学年を担当させられている。
あれやこれや四方山話に花が咲き、時の経つのも忘れてしゃべり続けた。
だが、そのなかで気になる点がいくつか。
お互い
「あれさ。」
「これね。」
「それよ。」
という指示代名詞が非常に多いのだ。
「えーっとね。あれあれ。ほら、あれよ!」
「ん?ああ、あれね。」
なんのこっちゃ。
お互い、話の流れでなんとなく何のことか見当がつくので決着はつくのだが、端で聞いているとなんのことやらさっぱりわからないことだろう。
きちんとした固有名詞を使いたくても、咄嗟にそれがでてこない。
これが歳ってことなのね。
と、お互い慰め合って長電話を切った。
つい5年前くらいまでは、先輩諸氏のそんな話を他人事のように聞いていた。
だが、45を過ぎると老化のスピードは加速がつく。
脳細胞の死滅するスピードも、驚くほど早いのだ。
誰もが、話の分かるヤツとは限らない。
どんなひとを相手にしても、理解してもらえる話を心がけなければ・・・。
こそあど言葉はほどほどにしなくちゃね。
「あれがあれしてああなってるから」
全部代名詞なんですけど!全然わかんないんですけど!!
ってひと。
これがまた短気、テンパりやすいひとなので取り扱い困難です。
「あれって?」なーんて聞き返そうモンなら「あれはあれ!」的な返しが。
なるべく代名詞を使わずに会話をしたいと心がける今日この頃。
あ、また1年、時給の出ないお仕事やることになりました…
私はまだ45を超えていませんが、なかなか「あれ」が出て来ません
うちの子供たちの話。
下の子がまだ何を言っているのか聞き取るのが困難だった(2歳位?)時期に、
「$%&,,,!」
「えっ、○○○?」
「ちがうー、@%$#&%$!」
「何~、解らないよ~」
とかみ合わないやり取りをしていたら横から(言葉は遅かったがその頃には日本語に不自由がなくなっていた4歳くらいの息子が)
「△△△だよ」
と言い、ズバリ正解、娘がやっと解る人が現れて安堵してました。
私がその場の状況や近くにあるものなどあれこれ考え廻らせて考えて解らなかった事がたまたま耳にした息子には解ったんですね、子供同士のテレパシーは凄いなーと思いました。
でも、ひとのことは言えないわ、私。
そうなる日もそう遠くはない気がしてきた・・
ぼけ防止のためにも、代名詞はなるべく使わないようにしないといけない、と心に強く刻むのでした。
カイチョーさん、ご苦労様です。
よくはわからないけど、小学校ほど忙しくはないんじゃない?
まあ、身体に気をつけてがんばってくだされ。
そう言われると、そんな感じですね。
子どもの目線でいれば、大人にも通じるのかな?
うちは、ひとりっこなので息子のそういうテレパシーを感じてやれるものはいなかったのですが、兄弟がいると、なんかいろいろと面白いことが経験できますね。
それにしても、脳の老化って早いですよね~。
脳トレもしなくちゃ!と思う毎日です。