夫ストレス

老後に夫と同居すると妻の死亡リスクは２倍高くなる、という記事。
へえ、けっこうご主人と一緒にいると負担になる奥さんが多いんだ、と思った。

そういえば。
先日、このマンションの管理組合の総会があった。
３０軒ちょっとのマンションで、さらには四分の一くらいが分譲貸しの賃貸入居者なので、総会への出席者は少ない。
私も、根本的にこういう類は苦手なので参加したくはないのだが、来年、我が家が役員にあたることもあり、一応参加して様子をみておこう、としぶしぶ出向いた。
参加者は１０名。
そのうち新旧の役員さんが６名。
つまり４名が、純粋な参加者である。
私の隣に座ったご主人は、このマンションの最初からの入居者で、マンションで一番大きな部屋に住んでいる５、６０代くらいのひと。
この一家（ご主人を除く）とは、夫が子供がらみでつきあいがあり、まったく知らない家庭、というわけでもない。
さて、このご主人。
何を言うでもないが、所々での発言を聞いていると、どうもこうるさい親爺っぽい。
どこが、どう、というわけではないが、私の直感みたいなものである。
うちの夫となら１０違うか、違わないか（もしかするとそんなにかわらないかもしれない）なのだが、妙に分別臭くて落ち着いていて、横柄な感じなのだ。
なんか横に座っていても、私の父が横にいるような錯覚に陥る。
うわぁ、こんな人がダンナだったら疲れるだろうな、と思ってしまった。

そういえば。
ここの奥さんと夫は、しょっちゅうゴミ捨て時にエレベーターで一緒になるらしい。
そのたびに、その奥さんから
「よく会いますね。いつもご主人が捨てられるんですか？」と聞かれるらしい。
そのたび夫は
「そうですね。結婚してから９８％はボクが捨ててますわ。お宅のご主人は行かはれへんのですか？」と尋ねるらしい。
そのたび奥さんは
「滅相もない。」と応えるそうだ。
そりゃそうだろう。
あんなダンナだったら、間違ってもゴミ捨てなどするはずはない。
「なんで男のオレがそんなことをせにゃならんのだ。」とでも言いそうだ。
また、その奥さんは
「ご主人がゴミを捨ててるとき、奥さんは何をされてるんですか？」と尋ねるので
「さぁ？ネットでもしてるんとちゃいますか。」とこともなく答えた夫。
その奥さんは、目を丸くしていたそうだ。
私たち夫婦とそんなにかわらない年齢の奥さんなのだが。
こうも言われたらしい。
「お宅の奥さんは幸せですね。」と。
それが嫌味なのか、心底そう思っているのかはわからない。
だが、私の感じたあのご主人の横柄さは、奥さんにとってけっして心地のよいものではないだろう。

今日の記事、あの奥さんはどう受け止めるだろうか。
ひょっとしたら、うちの主人の死亡リスクを心配してくれたりして・・・。