ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

青い果実

2007-04-27 | 砂時計
会社で取る不快な電話。
7割がクレームで、3割が業務委託しているひととの電話である。
今日は、その二件を一気に受けた。
クレームをかけてきたひとは、口調は穏やかだが穏やかすぎる。
妙に冷めていて、電話の向こうに凄みを感じる。
何か逆らおうものなら、ぶすっと刺されそうな雰囲気が漂っている。
そのクレームを解決すべく、原因を作った業務委託のひとに連絡をとる。
以前から、クレームの多さでは群を抜いている要注意人物である。
登録しているのは母親だが、実際仕事をしているのはその娘と夫。
母親はいたって普通の応対ができるひとなのだが、その娘と夫がくせ者だ。
社会一般の「普通」の会話が成り立たない。
はなから喧嘩腰で、ぶっきらぼうに話をする。
今日も電話口に出るなり
「なにっ?なんの用?」とくる。
御年40前のいい年をした女性とは思えない口のききかた。
これこれこうで、と伝えかけると
「無理なものは無理。」がちゃり。
一切こちらの話を聞こうとはしない。
この娘の父親も同じような口のききかたをする。
300人ほどいる契約者のなかで、こういうタイプは1割程度はいるので、こちらもなれているつもりだが、やはりあまりに失礼な電話に腹が立つ。
電話口で、しゃべっている間にも心臓が怒りでバクバクしてくる。

もうすぐ半世紀近く生きたことになるのに、なかなか中身は成熟していかないな。
年取った青い果実はいただけないってことはわかっているつもりなんだけど。

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