作家森村桂さんが亡くなった。
中学生の頃、ちょっと彼女の作品にはまっていた時期があって、何冊か読んだ。
その中で、断片的にではあるが、覚えていることがいくつかある。
確か、彼女は学習院の出身だったと思うが、作品の中で、皇族のこととかにも触れていて、お妃候補に上がった人の大変さなども描かれていて、田舎の中学生にはなんだか遠い国のことのように思われた。
また、絵を描くのが趣味だったか、美術部所属だったかは忘れたけれど、キャンバスにかいた木炭を消すのにフランスパンのまんなかの白い部分を使う、ということを知ったのも確か彼女の本からだったと思う。
お菓子作りが趣味、というのもなんだか親近感をおぼえた。
特別に奇想天外な物語でもなく、うっとりするようなラブロマンスでもない彼女の作品に惹かれたのは、なにより主人公として登場する「醜女(しこめ)」がいたから。
当時、自分の容姿にかなりなコンプレックスを持っていた私は、そんな主人公に自分を投影させていたのかもしれない。
美女の親友に、しこめの自分。なんだか落ち込みそうになるのを、明るいタッチの学園ものに救われたかったのかも。
青春の一時期、たしかに彼女の作品が傍にあった。
ご冥福をお祈りします。
中学生の頃、ちょっと彼女の作品にはまっていた時期があって、何冊か読んだ。
その中で、断片的にではあるが、覚えていることがいくつかある。
確か、彼女は学習院の出身だったと思うが、作品の中で、皇族のこととかにも触れていて、お妃候補に上がった人の大変さなども描かれていて、田舎の中学生にはなんだか遠い国のことのように思われた。
また、絵を描くのが趣味だったか、美術部所属だったかは忘れたけれど、キャンバスにかいた木炭を消すのにフランスパンのまんなかの白い部分を使う、ということを知ったのも確か彼女の本からだったと思う。
お菓子作りが趣味、というのもなんだか親近感をおぼえた。
特別に奇想天外な物語でもなく、うっとりするようなラブロマンスでもない彼女の作品に惹かれたのは、なにより主人公として登場する「醜女(しこめ)」がいたから。
当時、自分の容姿にかなりなコンプレックスを持っていた私は、そんな主人公に自分を投影させていたのかもしれない。
美女の親友に、しこめの自分。なんだか落ち込みそうになるのを、明るいタッチの学園ものに救われたかったのかも。
青春の一時期、たしかに彼女の作品が傍にあった。
ご冥福をお祈りします。
自殺っていうのはちょっとショックだったよねぇ。
よく自殺する人は、精神が細いっていうけど私なんか、死ぬことのほうが恐くてできないよ。
でも、この人の本にはまっていた頃は、真剣に自殺したい、って思ったこともあったなぁ(遠い目)
森村さん、ずっと少女のままだったのかもね。
えええええええ。ショック~。私も中学、高校のころ、あの方の本でどんなに気持ちを奮い立たせたことか!
まだ若いよねえ。体も弱かったけど、なんの病気だったの???えええええええええええええ~。
離婚したときもかなりショックだったけど、最近は軽井沢のケーキ屋さんなんかで今のご主人と幸せそうだったのになあ。
森村さん、すごく普通の女の子なのに、人の心を動かす、っていうか、行動力があるでしょう?
私、すごく好きだったの・・・・
お二人と同じ世代のRocoでした・・・・・・
お嬢さんだったから、そういう天衣無縫な部分があったのかもしれないよね。
私はもっぱら美女と醜女にこだわって読んでいたので(笑)、代表作や、軽井沢での生活の話しなんかは全く読んでいなかったのです。
また読んでみようかなぁ。
それにしても、のぴさん、同じ道筋を辿ってきてるね。ちょっと嬉しい。
この件わたしも今日の日記に書いたところでした。
デッサンの木炭消しにパン、覚えています。
木炭で絵を描くこと自体「ヘェ」だった田舎娘のわたし、
フランスパンなんてその頃食べたこともなかった。
Lサイズで行こう、みたいなタイトルのもあったよね。
(ちょっとうろ覚えだけど)
彼女が軽井沢でケーキ屋さんを始めてからの著作で、
「ドライブ中の若者にコーヒーを分けてくれと頼まれ、
原価でポットに入れてあげたら夫に叱られた」
っていうくだりがなんだか可愛くて忘れられません。
その前段に、コーヒーの原価は1杯数10円なのに、
店で出す値段(400円くらいだったかな?)が高いと言って、
夫から「雰囲気や器の値段も入っている」からと諭される。
だけど若者のポットに入れるんだから雰囲気も器もないと原価であげちゃった話なの。
そういう世間知らずというか純朴なところが好きでした。