夏の風物詩

ここ何年か、我が家の夏休みの風物詩ともいえる「高校生クイズ」。
今年は、息子の高校の同じバンドメンバーが決勝に残ったというので楽しみにしていた。
今日、このエリアの代表を決める放映があり、家族でわぁわぁいいながら見た。
同じバンドの女の子は、敗者復活で決勝まで残ったものの、決勝戦で同じ学校の別のグループに敗れた。
全国大会にまで残ったのも女子ばかりのグループ。
いやはや、今は本当に女の子が元気。

息子は小さい頃からクイズが好きで、テレビ番組も好んでみるのはクイズが多かった。
この、高校生クイズも小学生の頃から、毎年楽しみにしていて、自分が高校生になったら絶対に出るんだ、と意気込んでいた。
なのに、実際参加年齢になってからはすっかり及び腰である。
去年は、部活のヨットが忙しくてそれどころではなく、今年は参加メンバーが集まらないから、と最初からリタイア。
でも、ふたを開けてみれば同級生がわんさか参加していた。
画面に映る同級生を見ながら、
「えっ！アイツいつの間に参加してたんや！」
とか「ええーっ？あんなグループありか？」とか、わぁわぁ吼えている。
あのねぇ、それって負け犬の遠吠えに近いものがあるよ、と私たち夫婦は横槍を入れる。
ちょっと内弁慶的なこういう部分、私はどうもふがいなく感じてしまう。
とりあえず、参加することに意義があるのに、なんで最初から
「どうせ、無理だから」
とか
「どうせ、誰も出たがらないし。」とか
後ろ向きな発言ばかりで、前に進もうとしない、そんな息子に歯がゆさを感じてしまう。
若いんだから、もっとはじけてないと！
後ろ向きになるのは、背中に背負うものが大きくなってからでもけっして遅くはないのだから。
来年は高3だけれど、ちょっとがんばってトライしてみてもいいんじゃないのかな？
高校生、というパスポートはお金をだして買える物ではないのだから。