蟄居

どこへも行かず蟄居している。
息子の模擬試験が、今日、明日と組まれているのと、友人夫婦が遊びに来てくれたのでおとなしくしている。

この夫婦とは、もうかれこれ１６年ほどのつきあいになる。
ご主人は昨年出張の折に、立ち寄ってくれたのだが奥さんは初めて。
とっても綺麗好きな奥さんなので、慣れているとはいえ、まんまじゃマズイと、大掃除を決行した。
ほとんど、どこがどう変わったというのでもないが、こういうリセットは大事だなぁと掃除をしたあとはいつも思うのだ。
（この気持ちをずーっと持続させられたら、我が家はもう少しマシになるだろうということは重々承知しているのだが）
さて、彼らは今回、ソウルフードを求めて遊びに来た。
朝早くから、何軒かをはしごして、今日もまた出かけて行ったが、どこもかしこも異常な混み具合らしい。
ある意味、東京ミッドタウンの混みように匹敵するかもしれない。
５分ほどで終わる勝負に、１時間、２時間をかけて待つ。
私たちも、よそにいればそういうタグマッチに参戦していたかもしれないが、渋滞、列並びにすっかり不慣れになってしまった夫は、今回のガイド役もすっぱり降りている。
それでも、友人夫婦はその状況もひとつの観光として楽しんでいたようでなんとなく嬉しくなる。

お互いの近況をあれやこれや飲んで食べて話し、幼なじみであるお互いの息子のことで盛り上がり、楽しい時間を過ごした。
結婚したのも１ヶ月ほどしか違わないので、銀婚式には一緒に旅行へ行くことを約束する。
遠くに出かけなくても、なかなか充実したゴールデンウィークだった。
もっと、もっと頻繁にひとに遊びに来てもらおう、と心に誓ったＧＷでもあった。