夜道は危ない

明日は冬至。
一年で一番日が短いとされている日である。
夕方５時半までの勤務なので、会社を出る頃には、あたりは真っ暗。
勿論、会社のあるあたりはオフィス街だし、メインストリートに面しているので、今の季節だとイルミネーションに照らされてとても明るい。
だが、少し街中から離れた我家へ向かうに従い、照明の量が格段に減ってくる。
大都会ならば、お店の明かりが続くので、そんなに街灯がなくともそんなにこまることはない。
しかし、地方都市では明るいのは中心部のホンの一部だけであって、少し外れると街灯もぽつぽつとなる。
何が危ないと言って、暗闇で突如でてくる人や自転車。
本人にしてみれば、突如現れたつもりはないのかもしれないが、暗くて直前に相対するまでわからないことが多い。
歩いている人に関して言えば、歩道を自転車で走っているこちらが悪いので、大きな声で文句は言えないが、反対走行する自転車で、尚且つ無灯火で走ってくる自転車は本当に危ない。
また、脇道から出てくる車もこれまた危ない。
自分の進行方向を走る車の流れに気を取られて、車の流れがきれたから今の間に、とあわてて本線に合流しようとしたりするからだ。

自衛手段として出来ることと言えば、常に暗闇に目を凝らし、自分の存在をアピールすることくらい。
昼間に見れば、天ぷらを食べたあとのような、てらてらしたリップグロスじゃ役には立たない。
夜光塗料入りの口紅や、ヘアマニュキアでも開発して売りだそうか。