元々、涙腺がゆるいほうである。
それが、歳とともに更にゆるくなっている気がする。
誰かと可哀想な人の話をしているだけでも、下まぶたのあたりがうるうるし始めてしまう。
本を読んでいても、むごい話や、感動的な話を読むとティッシュを傍らから離せない。
そんな私なので、映画、ドラマは当然のことながら泣かずに見られるものは少ない。
そんな私に似たのか、息子も男の子なのにけっこう涙もろいタイプのようだ。
息 . . . 本文を読む
日本列島全体が、冷凍庫に入ってしまったように寒い。
寒さにめっぽう弱い私は、こんな日は完全に自転車通勤を放棄する。
通勤コースが、南から北上するコースなので、北風に真っ向から勝負を挑まなくてはならないのだ。
とんでもない!そんな自殺行為は私には無理。
というわけで、自営業の夫をアッシー君に命ずる。
クルマの助手席で、追い抜きざまに横の自転車のひとを観察すると、この寒さでも手袋すらしていないひとが . . . 本文を読む
家庭用ミシンのみでカットソー二枚。
パターンはリックラックさんのタートルネック。
本当に親切設計、頼もしいパターンだった。もっともっと他のパターンも作って欲しいなぁ。
セットをそのまま素直に作ろうか、とも思ったが、どうせなら既製品にはないものを、とネックの部分を取り替えた。
ラベンダーの優しい色合いは、春を呼び込んで来てくれそう。
無地の身頃には、ネットの友人が送ってくれたラベンダー色のリボンを。 . . . 本文を読む
~らしく、と言う言葉に反発を感じる人は多いかもしれない。
が、私は昭和ヒトケタ世代の親に育てられたので、どうしても「~らしく」という言葉の刷り込みがそこここで頭に浮かぶ。
夕方、いつものショッピングセンターで、女子高生と私ぐらいの年格好の母親の親子がいた。
母親は、ロングヘアで軽いブラウンの巻き髪、同世代にしては細いし、お洒落だ。ブルXリのフレグランスをぷんぷんさせつつ買い物している。
片や娘。 . . . 本文を読む
自分の家族や、知人を亡くしたわけではないが、それでもあの震災は我が家の方向を変えた。
あの震災がなければ、私たちは今もなお、神戸に住みつづけていたであろうし、夫の仕事も今とは違っていただろう。
大好きだった神戸の街並は、10年という時間の中で、あの当時の無残な姿から装いをかえ、元のようにお洒落で綺麗な街へと変貌した。クリスマスには震災犠牲者への鎮魂というイベントであるルミナリエが開催され、全国か . . . 本文を読む