実はわたくし、漫画についてはうるさいですよ(*´∀`*)
高校生の頃、マジで漫画家を目指していた時期がありました。残念ながら画力(美術を選択していましたが、シロウトはともかく、美大をマジで受ける連中には、どうあがいても伍することはできませんでした)と忍耐力が不足しており、あと、マンガ家をするにはあまりにも気性が荒かったため、頓挫しましたが(^_^;)
しかし事後数十年、漫画は通常書籍と同じくらい、とにかく読み込んできました。
名作と思う漫画は本当に多数あります。バロン吉元の「柔侠伝」シリーズ、同じ作者の「どん亀野郎」、梶原一騎先生原作モノなら、イチオシは「男の星座」。史村翔先生原作モノの自衛隊マンガ(「ファントム無頼」とか、「右向け左!」など)や、手塚治虫先生の書いた大東亜戦争シリーズも捨てがたいし、最近の連載なら、原田久仁信先生の「KIMURA 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が最高!
それとは真逆に、萌え系もかなり好きで、よく読みますが(^_^;)
そんな中、別格の重みを持って私が推薦するものといえば、小林まこと先生の「柔道部物語」「1,2の三四郎2」にトドメをさします。
まず、柔道部物語。
これは現役柔道部員だった当時、ヤンマガで連載され、柔道部員の間には爆発的な人気を持って迎えられていました。
私は当時、気合もポリシーも何もないインチキ部員だったのでそこまでハマりませんでしたが、おっさんになり、格闘技をリスタートしてからハマりましたね!!!
主人公の三五十五の成長もさることながら、とにかく驚かされるのは試合の丁寧な描写。そして、敵役や脇役の存在感がハンパない!
ちなみに私は、三五十五に最後に立ちはだかった、西野新二の大ファンです。あと、史上最強の岬商柔道部をわずか2年で最弱に変えた、「手抜きの名人・流しの名古屋」こと名古屋先輩も大好きです(*´∀`*)
同時期にサンデーに連載されていた「帯ギュ」は、とにかくチャラかったし、サンデー独特の「人気が出たら内容はともかく、長期連載する」という姿勢が丸出しの作品だったので嫌いでしたが、柔道部物語は未だに座右に蔵し、読み返す名著です。
もうひとつ、「1、2の三四郎2」。
大方のマンガ好きなら、「え、なんで初代の『1、2の三四郎』じゃないの?」と言うでしょう。
たしかに初代三四郎が名作なのは認めますが、じつは三四郎の「2」、このあとに雨後の筍のように出てきた「昔の名作マンガのリバイバル」の第一作だったのです。
小林まこと先生の自伝的マンガ(これも超ド級の名作です!!!)「青春週刊少年マガジン」によりますと、それまでは「昔の名作のリバイバルは売れない」と決めつけられており、その連載を、相当編集が渋っていたそうです。
同作のヤンマガ連載時、私は、もともとの「三四郎」を知らないまま読んでいましたが、知らずに読んでも本当に面白かった!これ、大変重要です。
格闘のリアルな描写、あり得る限りのリアルな設定、織り込まれるハイスペックなギャグ、そしてなんといっても、優れた存在感のある悪役!!!
「三四郎2」でのライバル、・赤城欣市。当時はまだグレイシーの登場すこし前、UWF幻想真っ盛りのころでしたので、赤城もその流れを汲んだ戦いをしていましたが、当時の世相を知る上で貴重な資料ですし、(三四郎の嫁さんに横恋慕していた以外は)とにかく完全無欠、私のあこがれの悪役です。
「柔道部物語」「三四郎2」を読んだあとに「青春週刊少年マガジン」を読む。格闘技と漫画を愛するものとして、これは必須でしょう(断言)!!!!!!!
あと、寝技描写の精緻ぶりでは、現在ビッグコミックで連載中の「七帝柔道記」が白眉と思います。
高校生の頃、マジで漫画家を目指していた時期がありました。残念ながら画力(美術を選択していましたが、シロウトはともかく、美大をマジで受ける連中には、どうあがいても伍することはできませんでした)と忍耐力が不足しており、あと、マンガ家をするにはあまりにも気性が荒かったため、頓挫しましたが(^_^;)
しかし事後数十年、漫画は通常書籍と同じくらい、とにかく読み込んできました。
名作と思う漫画は本当に多数あります。バロン吉元の「柔侠伝」シリーズ、同じ作者の「どん亀野郎」、梶原一騎先生原作モノなら、イチオシは「男の星座」。史村翔先生原作モノの自衛隊マンガ(「ファントム無頼」とか、「右向け左!」など)や、手塚治虫先生の書いた大東亜戦争シリーズも捨てがたいし、最近の連載なら、原田久仁信先生の「KIMURA 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が最高!
それとは真逆に、萌え系もかなり好きで、よく読みますが(^_^;)
そんな中、別格の重みを持って私が推薦するものといえば、小林まこと先生の「柔道部物語」「1,2の三四郎2」にトドメをさします。
まず、柔道部物語。
これは現役柔道部員だった当時、ヤンマガで連載され、柔道部員の間には爆発的な人気を持って迎えられていました。
私は当時、気合もポリシーも何もないインチキ部員だったのでそこまでハマりませんでしたが、おっさんになり、格闘技をリスタートしてからハマりましたね!!!
主人公の三五十五の成長もさることながら、とにかく驚かされるのは試合の丁寧な描写。そして、敵役や脇役の存在感がハンパない!
ちなみに私は、三五十五に最後に立ちはだかった、西野新二の大ファンです。あと、史上最強の岬商柔道部をわずか2年で最弱に変えた、「手抜きの名人・流しの名古屋」こと名古屋先輩も大好きです(*´∀`*)
同時期にサンデーに連載されていた「帯ギュ」は、とにかくチャラかったし、サンデー独特の「人気が出たら内容はともかく、長期連載する」という姿勢が丸出しの作品だったので嫌いでしたが、柔道部物語は未だに座右に蔵し、読み返す名著です。
もうひとつ、「1、2の三四郎2」。
大方のマンガ好きなら、「え、なんで初代の『1、2の三四郎』じゃないの?」と言うでしょう。
たしかに初代三四郎が名作なのは認めますが、じつは三四郎の「2」、このあとに雨後の筍のように出てきた「昔の名作マンガのリバイバル」の第一作だったのです。
小林まこと先生の自伝的マンガ(これも超ド級の名作です!!!)「青春週刊少年マガジン」によりますと、それまでは「昔の名作のリバイバルは売れない」と決めつけられており、その連載を、相当編集が渋っていたそうです。
同作のヤンマガ連載時、私は、もともとの「三四郎」を知らないまま読んでいましたが、知らずに読んでも本当に面白かった!これ、大変重要です。
格闘のリアルな描写、あり得る限りのリアルな設定、織り込まれるハイスペックなギャグ、そしてなんといっても、優れた存在感のある悪役!!!
「三四郎2」でのライバル、・赤城欣市。当時はまだグレイシーの登場すこし前、UWF幻想真っ盛りのころでしたので、赤城もその流れを汲んだ戦いをしていましたが、当時の世相を知る上で貴重な資料ですし、(三四郎の嫁さんに横恋慕していた以外は)とにかく完全無欠、私のあこがれの悪役です。
「柔道部物語」「三四郎2」を読んだあとに「青春週刊少年マガジン」を読む。格闘技と漫画を愛するものとして、これは必須でしょう(断言)!!!!!!!
あと、寝技描写の精緻ぶりでは、現在ビッグコミックで連載中の「七帝柔道記」が白眉と思います。
同時に夜間大学に入学、夜間大学の空手道部に入部し“柔道×空手”の異種格闘対決を体験、柔道で組む直前、先輩の見事な前蹴りをボディに喰らい昏倒!空手道に転向したのでした。でも柔道をやっていたことは無駄にはなってないですね、空手しか知らない空手マンは柔道家が必死掴み関節技、寝技に持ち込んだ時、全く無力です。私はその時点で空手接近技(ひじ打ち等)で即応し難を切り抜ける自信がありますな・・空手最強!!・・武道オヤジの自己満足!!
剣道経験者なら、『六三四の剣』を挙げるでしょうね・・・・多分。というか私も挙げます。剣道としてはリアルではない・・・と思う・・・・しかし、リアリティ溢れる迫力ある作画。
現在の聖地巡礼の原点とも思える、盛岡市内の描写。
(当時の漫画では実在の街を実在のまま舞台にすることは少なかったと記憶しています。・・・・私が知らないだけかもしれませんが・・・・)
私が好きなのは、警察ドラマの転換点、『踊る大捜査線』のルーツといわれる、『機動警察パトレイバー』です。SF、10年後の日本というヨタ話だからこそ、あえて丁寧に人物や風景、小道具を描写して現在からの延長上にある、「ありえそうな未来」を描く手法。
『非日常の日常』の描き方が秀逸でした。これはその後の鉄腕バーディにも生かされていましたね。
現在、『オールラウンダー廻』という、格闘技漫画を描かれている遠藤浩輝先生の前作品『EDEN』も好きです。鬱漫画ですが、大好きです!。
まあ大方の人は「スラムダンク」とか「ドラゴンボール」とかを挙げるんでしょうが・・・・(というか別格か?(~_~;))
・三人の子持ちさま
ぜひご購読ください!オススメです!
・還暦過ぎ武道オヤジさま
…なんだかすごくシンパシーを感じるお話です。本当に人のこととは思えません(^_^;)
また、柔道から空手に転化したあたりも、恐ろしいくらい似た経歴で…これからも生暖かく見守ってくださいませ。
・(゜_゜)さま
こちらも好みがかぶって、やはり他人事とは思えません。
「パトレイバー」も好きでしたが、やはり「オールラウンダー廻」はいいですね。私も全巻持っています。
なかなかメジャーにはなりえない修斗を縦軸に、そこに集まる人を横軸に、ときにマジメに、ときにコミカルに話をすすめる力量は、さすが遠藤浩輝先生です。巻末の鬱たっぷりのあとがきも楽しいですし(*´∀`*)
個人的には、マキちゃんの長い胴体が好きです。