…すみません、思うところあって(その2)から、メインタイトルを変えました(;^ω^)。
出典は伝説的アニラジ「青春ラジメニア」(平成元年4月1日~現在も絶賛放送中!)のメインテーマ「青春ラジメニアの歌」3番の一節「聴けよ究極、これしかないぜ」からです。
四股は調べれば調べるほど、踏めば踏むほど「究極!」と思わされたため、こんなタイトルにしました。
では、本編です。
①では四股で「つながり」を鍛えるというお話をしましたが、「つながり」とは自動車でいえば「電気系統」「足回り」です。
相撲で勝つためには「つながり」がうまくいくだけでは全く不足であり、自動車でいえば「エンジン」に相当する箇所の開発が必須。
相撲で勝つためには「つながり」がうまくいくだけでは全く不足であり、自動車でいえば「エンジン」に相当する箇所の開発が必須。
箇条書きにしますと
①パワーの発露に必要な「大きな筋肉」をよりよくつける
②それら大きな筋肉を、さらに付近の大きな筋肉と連動させる
という要素が必要になるわけですが、以下に述べる理由から、四股はこの2点をまかなう最適解といえます。
「人体が最大のパワーを発揮するためには何をすればいいか?」
この答えは、理屈でいえばとても簡単。下記の一言で片付きます。
「人体が持っている大きな筋肉を連動させること。」
これについては、今や斯界では超絶有名人になった沖縄空手のエキスパート・山城美智沖縄拳法空手道首席師範も、
「大きな力を発揮するためには、大きな筋肉を連動させる必要があります。小さな筋肉ではいくら鍛えたところで、小さな力しか出ません。」
と常々仰っており、要するにそういうものなんです。
しかし現実には、ある程度運動をしている人間であっても、「大きな筋肉を意識して動かす」ことができていないことが多く見受けられます。
「人体が最大のパワーを発揮するためには何をすればいいか?」
この答えは、理屈でいえばとても簡単。下記の一言で片付きます。
「人体が持っている大きな筋肉を連動させること。」
これについては、今や斯界では超絶有名人になった沖縄空手のエキスパート・山城美智沖縄拳法空手道首席師範も、
「大きな力を発揮するためには、大きな筋肉を連動させる必要があります。小さな筋肉ではいくら鍛えたところで、小さな力しか出ません。」
と常々仰っており、要するにそういうものなんです。
しかし現実には、ある程度運動をしている人間であっても、「大きな筋肉を意識して動かす」ことができていないことが多く見受けられます。
なぜ、この単純な理屈を実現することが難しいのか?
これまた答えは単純。「大きな筋肉」は、大きな力が発露できるものであるいっぽう、意識して動かすことが難しいからです。
「力こぶを作ってください」といわれてできない人はいませんが、「広背筋下部を動かしてください」とか、「大胸筋を動かしてください」と言われてできる人はそうそういません。
これまた答えは単純。「大きな筋肉」は、大きな力が発露できるものであるいっぽう、意識して動かすことが難しいからです。
「力こぶを作ってください」といわれてできない人はいませんが、「広背筋下部を動かしてください」とか、「大胸筋を動かしてください」と言われてできる人はそうそういません。
大胸筋を鍛える代表的なトレーニングといえばベンチプレスですが、素人さんのベンチプレスは腕(上腕三頭筋あたり)か肩(三角筋前部)にしか負荷が入っていないことが多く見受けられます。
広背筋を鍛える代表的なトレーニング・ケーブルロウイングも同様で、多くの人のロウイングは、負荷が腕(上腕三頭筋)や肩(三角筋中部または後部)にしか入っていないことが、はっきり見て取れます。
こうした「なんちゃってベンチプレス」「なんちゃってケーブルロウイング」が示しますように、ろくに体を動かさない多くの人は「大きな筋肉を意識して使うことは、実はとても難しい」ということにすら気づけていません。
事程左様に、「大きな筋肉を意識して動かす」ことは難しいのです。
その問題を解決するためのアプローチ方法はさまざまに存在しますが、いわゆる「レジスタンストレーニングの理屈」…つまり、「こうした運動にはあの筋肉とこの筋肉が必要だから、あの筋肉を意識して、フォーカスして、その後コーディネーションをして…」みたいなアプローチをすると、はっきり申し上げますが、理屈倒れになって何も身につかない可能性が大です。
その問題を解決するためのアプローチ方法はさまざまに存在しますが、いわゆる「レジスタンストレーニングの理屈」…つまり、「こうした運動にはあの筋肉とこの筋肉が必要だから、あの筋肉を意識して、フォーカスして、その後コーディネーションをして…」みたいなアプローチをすると、はっきり申し上げますが、理屈倒れになって何も身につかない可能性が大です。
実は筋の良い武道や格闘技に「型」が存在する理由こそ、ここにあるのです。
「型」は武道・格闘技において、ものすごく役に立つことをものすごく単純な動作に溶かし込んだ「圧縮ソフト」みたいなものであり、それを修行者が反復することで「解凍」を促す、という点にあります。
(ちなみに単純な動作を理屈に依らず反復するというのは、実は脳科学の観点においても「気づきを得る」「ひらめく」ということにおいて重要なファクターであったりします。昔の人は経験則でそれを知っていたのですね。)
相撲に少し詳しい人は誰でも知っていることですが、実は四股も相撲という格闘技における「型」のひとつ(相撲基本体操における第三運動・「四股の型」)だったりします。
山城先生の沖縄拳法において「大きな筋肉をつなげて、大きな力を発揮する」という極意を凝縮した「圧縮ソフト」と位置付けられているのはナイハンチですが、相撲における同じ目的を担った圧縮ソフトこそが、四股なのです。
【四股で鍛えられるものその③ 「大きな力」のキーとなる中殿筋と、それを鍛えることの困難性】
別にお金になるわけでもなんでもないので、もう答えから先に言ってしまいますが、四股がダイレクトに鍛えてくれる「大きな力」発露の最も重要な筋肉は中殿筋です。
中殿筋は骨盤を横から支えるようについている筋肉で、起始が骨盤上端、停止が大腿骨の大転子(骨盤にハマっているジョイント部分)。
役割としては「股関節の外旋」、そこから発展しての「骨盤の中立」。
「外旋」は中殿筋だけではなく、それを覆うようについている大殿筋(上部)も使用しており、かつ外腹斜筋も連動するという、人体でも最大出力を発揮する動作。単純なダッシュのみならず急激な横移動など、下半身を爆発的に使う動作はすべてこの「外旋」がメインであり、この動作をバカアホスポーツ指導者は「下半身を使って投げろ!」とか「下半身を使って打て!」と表現するわけですな(;^ω^)。
(ちなみにこの反対動作となる「内旋」は、強力な動作である「外旋」のリセット機能であるため、中殿筋と、その奥底にある小殿筋だけが用いられます。)
ここまで読むと「そうか、じゃあ大殿筋上部と中殿筋を鍛えれば、スゴい下半身が手に入るんだ!」…理屈ではそうです。単純な理屈では…しかしその実現は、非常に難しい…。
中殿筋はボディビルダーを正面から見たとき、ケツが横に張り出しているあの部分であり、ボディビルの大会では「逆三角形の体型」を作り出すのに欠くべからざる部位であることから、ビルダーは当然、この「ケツの横の張り」を出すために鍛えるわけですが、その方法は驚くほど多種多様であり、「ケツの横の張りを出すには、スクワットだけしときゃいい」というビルダーはおそらく、誰一人いないでしょう。
このくだりだけでも「殿筋群は鍛えにくい、とくに中殿筋はスポットで鍛えにくい」ということが判って頂けると思います。
ここから先は「殿筋群を鍛える」に関する余談です。興味ある方だけ読んでみて下さい。
わが国における多くのスポーツ指導者は、「そのスポーツ競技に勝つことを特化させた指導者」でしかないことが多く「競技に必要な筋肉をよりよくつける、あるいは筋力をよりよく上げる」という具体的手法をほとんど知りません。むしろその分野については、スポーツ競技という手垢がついている関係上、「ヨカタ以下」と言ってもいいでしょう。
そうしたバカアホ指導者が、「殿筋群はスポット強化が難しい」ということも知らず、「選手の下半身を鍛えるんだ!」と息巻いた場合、だいたい2つの「間違った道」を選択します。ひとつは「走り込み」もう一つは「中途半端なレジスタンストレ」。
ちなみに答えから言いますと「どっちも間違い!ペケ!」。その理由を以下に掲げます。
「走り込み」のほうは太古の昔から、無能なスポーツ指導者が大好きなものとして有名ですね(;^ω^)。
確かに走ることは下半身の各種筋群を使用します。しますけど…無能な指導者の皆さんに、絶望的なお話をひとつしておきましょう。
「『走る』という動作は腱弾性によるところが極めて大きく、『走る』という動作に慣れれば慣れるほどその色合いは強まり、『筋肉を鍛える』あるいは『消費カロリーを増やす』ということから遠ざかっていく。
殿筋や脚部の筋肉を増やすならレジスタンストレ、消費カロリーを増やすなら『腱弾性』の関与が少ないウォーキングのほうが余程マシ。」
これは各種の小むつかしい文献を読みあさり、筋トレ系Youtuberのチャンネルをいくつも視聴し、自分で人体実験をして得た結果なので、間違いありません(キッパリ)!
走り込みの主目的につき、それが「競技の特性として、走ることが必須だから」である場合には全然アリですが、それが「下半身全体を鍛えることだ」と断言するヤツとは、絶対に関わり合いにならないほうがいいです(キッパリ)!きっとあなたが不愉快な思いをしますから。
次に「中途半端なレジスタンストレ」。これは平成二桁以降に市民権を獲得した、比較的新しいものですが、「中途半端で効果がないレジスタンストレ」をやっているのは、昨今のプロ野球が顕著ですね(;^ω^)。特に読売ジャイアンツの選手…。
筋肉をつける、あるいは筋力を最大限に発揮する場合、一般には「ウェイトトレ」と呼ばれる各種レジスタンストレーニングを避けて通ることはできません。
(それをちゃんと頭&体でわかりたかったため、ワタクシも4年ばかりガチでウェイトをしていました(;'∀'))
しかし、「筋肉を本気で覚醒させる」というのは本来生易しいものではなく、目的が筋量アップであるにせよ筋力アップであるにせよ、常に高い緊張感&ヘビーなウェイト(または高回数)が必須となります。
よくバカなプロ野球選手が、ヘラヘラしながら「レジスタンストレらしきもの」をしている姿が見受けられますが、ヘラヘラしながらできる程度の回数・負荷では筋量・筋力のいずれも得ることはできません。得られるのは「重いものを持ち上げたであろう満足感」だけです。
(これはプロ野球だけでなく、各種スポーツ界でもほぼ同様)
そのわりに「筋トレのあとは、栄養補給と休養が大事」とばかりに大飯を食って休憩ばっかりしているわけで…ちなみにこれが、ジャイアンツの選手が「あらゆる意味で読売巨人病(;^_^A)」になる原因であったりもします。
話がだいぶ横にそれましたが、④では「なぜ四股の動作なら、中殿筋にダイレクトに刺激が入るのか?他」についてお話しします。
わからない部分についてこんなに微細な
レポート お疲れ様でした。(^o^)
なんでも古くから残るものはすごく
ありがたいものですね。
練習しよ:(;゙゚'ω゚'):