時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

都会でひとり遊び ・・・篠田桃紅に出会った

2013年04月29日 22時50分31秒 | 美術・工芸

今日はわたし的ゴールデンウィークの二日目。

なので、東京をいろいろ楽しみました。

神谷町の菊池寛実記念 智美術館で『篠田桃紅の墨象』を見て、

そこから歩いて、東京タワーに行って2階と低層階の屋上をうろつき、増上寺をちょっとのぞき

そこから初台に地下鉄で行って、オペラシティでヘブンライブの手品とアコギの演奏もエンジョイ。

 

今日のメインは『篠田桃紅』。

初めて見ましたが、篠田の作品はクールでカッコよかった。

墨や銀箔、朱などで構成されたインスタレイション(?)。細筆の繊細な線や平筆を走らせた墨のかすれ、それから薄墨のにじみ・・・絶妙なバランスで構成されています。

書から抽象表現へというのは、時代に求められたということもあるのでしょうが、抽象に行って世界が広がった感じですね。だだ、ちょっとカッコよすぎる感じもします。もっと乱暴でもいいのに・・・バランスをぶち壊してもっと何かに突き進んでいったら・・・なんて思ってしまいました。

そして、100歳の今も制作を続けている『篠田桃紅』・・・生き方が一番素敵!

美術館自体、初めて視界に入ったときにハッとするような緊張感のある、垂直線の強調された建て物でした。あとで調べたら、なるほど坂倉建築研究所の2003年の作品。