東京に暮らしていると、ものすごいスピードで毎日が過ぎていきます。
そんな毎日を過ごしていると、いつの間にか、自分がなんだか上っ面の薄っぺらいモノに流されているような気がすることがあります。
そんなことを感じた休日、日本民藝館に行って静かな時間を過ごします。
昨日もそうでした。
行く前にスケジュールをチェックしたら、毎年開催している「新作工芸公募展」をやっているとのこと。私はこの展覧会は初めてです。日本各地で伝統的な民藝品を作り出しているところが新作を発表する展覧会ということで、期待も募りました。
玄関を入ってみたら、かなり早い時間に行ったのに、いつもよりすごい来館者の数にビックリ!
展示品は、大好きな陶磁器、染織、竹工、木漆工、和紙など。もう最初から、釘付けです。しかも、入選、準入選の品を含めてすべて販売しているので、いつも博物館などで「これ欲しいなぁ~」などとつぶやいているのが、ここでは現実に手に入ります。
●釉薬を流し掛けした入選作のお皿が5000円。・・・買えない値段じゃありません。・・・ほしい。
●網代編みの籠が良い感じです。洋服でも着物を来た時でもどちらでも合いそう。使い込んだら素敵そうです。・・・ほしい。
●ざっくりした風合いが素敵なウールの敷物が40万円です。高いけど、トルコで見たヘレケの絨毯に比べたら比較にならないくらい安いし、むしろ絨毯なんかよりず~と自分好みです。・・・ほしい。
●結城紬のグレーの生地がうれしい色合いです。呉服屋さんで見る値段よりはるかに安い。・・・ほしい。
●高いものばかりじゃありません。出品作品の皿が1000円台のもあります。
もう、見ているうちに、物欲が爆発!!! (^O^)(^O^)(^O^)
こういう時は後悔してもいいから買わないことにしています。第一、何か買おうとして行ったんじゃないし。
いつもは民藝館の玄関を出るとき、静かに何か満たされた気持ちで出ることがほとんどなのですが、今回ばかりは、いつもとは逆の気持ちです。
まぁ、良いものに出会えたことには変わりないので嫌な感じではありませんから、たまにはこういうのも良しとしましょう(^O^)(^O^)(^O^)
来年あたり、母と一緒に来て、お気に入りのものを選んでもらって、早めのクリスマスプレゼントにしましょう♪(あんまり高いものは無理ですが。)
この日は、柳宗悦の元の邸宅の『日本民藝館 西館』が公開されていたので、こちらも見学して柳宗悦の生活を偲んできました。奥様を紹介するコーナーもあり、奥様がクラッシックの歌手として、結婚してからも、ご高齢になってからも活躍なさった方と知りました。
私は、妻の才能を殺さずに花開かせた男が大好きです。柳宗悦はそう言う意味でもいい男だったんですね!
【民藝運動について -日本民藝館のHPから-】
民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのです。工業化が進み、大量生産の製品が少しずつ生活に浸透してきた時代の流れも関係しています。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、近代化=西洋化といった安易な流れに警鐘を鳴らしました。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求したのです。
<携帯で撮った写真です。カメラの調子が悪いんです(;_;)>
日本民藝館 本館
民藝館 西館(旧柳宗悦邸)
そんな毎日を過ごしていると、いつの間にか、自分がなんだか上っ面の薄っぺらいモノに流されているような気がすることがあります。
そんなことを感じた休日、日本民藝館に行って静かな時間を過ごします。
昨日もそうでした。
行く前にスケジュールをチェックしたら、毎年開催している「新作工芸公募展」をやっているとのこと。私はこの展覧会は初めてです。日本各地で伝統的な民藝品を作り出しているところが新作を発表する展覧会ということで、期待も募りました。
玄関を入ってみたら、かなり早い時間に行ったのに、いつもよりすごい来館者の数にビックリ!
展示品は、大好きな陶磁器、染織、竹工、木漆工、和紙など。もう最初から、釘付けです。しかも、入選、準入選の品を含めてすべて販売しているので、いつも博物館などで「これ欲しいなぁ~」などとつぶやいているのが、ここでは現実に手に入ります。
●釉薬を流し掛けした入選作のお皿が5000円。・・・買えない値段じゃありません。・・・ほしい。
●網代編みの籠が良い感じです。洋服でも着物を来た時でもどちらでも合いそう。使い込んだら素敵そうです。・・・ほしい。
●ざっくりした風合いが素敵なウールの敷物が40万円です。高いけど、トルコで見たヘレケの絨毯に比べたら比較にならないくらい安いし、むしろ絨毯なんかよりず~と自分好みです。・・・ほしい。
●結城紬のグレーの生地がうれしい色合いです。呉服屋さんで見る値段よりはるかに安い。・・・ほしい。
●高いものばかりじゃありません。出品作品の皿が1000円台のもあります。
もう、見ているうちに、物欲が爆発!!! (^O^)(^O^)(^O^)
こういう時は後悔してもいいから買わないことにしています。第一、何か買おうとして行ったんじゃないし。
いつもは民藝館の玄関を出るとき、静かに何か満たされた気持ちで出ることがほとんどなのですが、今回ばかりは、いつもとは逆の気持ちです。
まぁ、良いものに出会えたことには変わりないので嫌な感じではありませんから、たまにはこういうのも良しとしましょう(^O^)(^O^)(^O^)
来年あたり、母と一緒に来て、お気に入りのものを選んでもらって、早めのクリスマスプレゼントにしましょう♪(あんまり高いものは無理ですが。)
この日は、柳宗悦の元の邸宅の『日本民藝館 西館』が公開されていたので、こちらも見学して柳宗悦の生活を偲んできました。奥様を紹介するコーナーもあり、奥様がクラッシックの歌手として、結婚してからも、ご高齢になってからも活躍なさった方と知りました。
私は、妻の才能を殺さずに花開かせた男が大好きです。柳宗悦はそう言う意味でもいい男だったんですね!
【民藝運動について -日本民藝館のHPから-】
民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのです。工業化が進み、大量生産の製品が少しずつ生活に浸透してきた時代の流れも関係しています。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、近代化=西洋化といった安易な流れに警鐘を鳴らしました。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求したのです。
<携帯で撮った写真です。カメラの調子が悪いんです(;_;)>
日本民藝館 本館
民藝館 西館(旧柳宗悦邸)