「私の名前はキム・サムスン」(2005年)
韓国で最高視聴率50%台を記録し、あらゆる社会現象まで巻き起こした超人気ドラマ・・
ということは知っていましたが、今回BSフジで10月に放送したのを初めて見ました。
第一回の最初だけ早送りしましたが 後は面白くて笑えるし 見て元気もらえるし、やっぱり主人公サムスンの 言いたいこと言ってくれる魅力に引き込まれました。
主人公が決して美人じゃなくスリムでもなく若くもなく・・・(本当はすごく綺麗な女優さんなのに)
でも可愛い性格でユーモアのセンスもあって、しっかりしていて
男に馬鹿にされると、相手が御曹司だろうと容赦なく
「おいっ! てめえ 馬鹿にすんなよ」
と食い下がるところが痛快で面白くて、
これ日本語に吹き替えした声優さんにも拍手をしたいです。
どのシーンもホントに面白いんですが、私が特に気に入ったシーンは、
サムスンが初めてジノンの母親に恋人として正式に挨拶に行くシーン。
サムスンとジノンは“契約”で恋人のフリをしているのですが、サムスンは自分の仕事と家族を守るために一生懸命・・ というか くそ真面目にジノンの母親の前で、芝居がかったように上品に振る舞う・・ 母親のほうはサムスンの嘘を暴いてやろうと画策し・・ しかもサムスンが息子とは到底釣り合わない “米屋の末娘”だとわかって激怒する過程が実にコミカルに上手くつくられているのです。
結果的にはジノンも母親も次第にサムスンに惹かれていくのですが、
ああここでもやっぱり “釣り合わない”恋愛なのか・・と。
これほどリアルに現代女性の生き方と心理を描いたドラマでも、やはり他の作品同様 “上流階級の御曹司”という役でジノン(ヒョンビン)は現れ、サムスンのシンデレラストーリーの相手になっていくわけです。
豊かに発展した社会の陰の貧富の差というのも、日本や諸外国同様資本主義経済の歪みではありますが、
韓国のドラマではこの格差を逆に強調するかのようなストーリー作りが一般的なようです。
しかし従来の作品ならそれが人情的な効果として使われてきましたが サムスンの場合は格差に抵抗する、サクセスストーリー的なセリフが沢山出てきます。
ああ、韓国の人も国情の違いはあれど私たちと同 じなのね と、このドラマで初めて感じられました。
考えてみればストーリーとしては ありがちで意外性はあまりないんですが、何と言ってもサムスン役のために体重も10キロ増やしたというキム・ソナさんが全てという感じです。
そう聞くと それなら似たような海外ドラマがあると言われそうですが、
私たち日本人が見てもサムスンに自分を重ねられる気持ちが、韓国の人のそれと一致している気がして より親近感を覚えるのです。
韓国で最高視聴率50%台を記録し、あらゆる社会現象まで巻き起こした超人気ドラマ・・
ということは知っていましたが、今回BSフジで10月に放送したのを初めて見ました。
第一回の最初だけ早送りしましたが 後は面白くて笑えるし 見て元気もらえるし、やっぱり主人公サムスンの 言いたいこと言ってくれる魅力に引き込まれました。
主人公が決して美人じゃなくスリムでもなく若くもなく・・・(本当はすごく綺麗な女優さんなのに)
でも可愛い性格でユーモアのセンスもあって、しっかりしていて
男に馬鹿にされると、相手が御曹司だろうと容赦なく
「おいっ! てめえ 馬鹿にすんなよ」
と食い下がるところが痛快で面白くて、
これ日本語に吹き替えした声優さんにも拍手をしたいです。
どのシーンもホントに面白いんですが、私が特に気に入ったシーンは、
サムスンが初めてジノンの母親に恋人として正式に挨拶に行くシーン。
サムスンとジノンは“契約”で恋人のフリをしているのですが、サムスンは自分の仕事と家族を守るために一生懸命・・ というか くそ真面目にジノンの母親の前で、芝居がかったように上品に振る舞う・・ 母親のほうはサムスンの嘘を暴いてやろうと画策し・・ しかもサムスンが息子とは到底釣り合わない “米屋の末娘”だとわかって激怒する過程が実にコミカルに上手くつくられているのです。
結果的にはジノンも母親も次第にサムスンに惹かれていくのですが、
ああここでもやっぱり “釣り合わない”恋愛なのか・・と。
これほどリアルに現代女性の生き方と心理を描いたドラマでも、やはり他の作品同様 “上流階級の御曹司”という役でジノン(ヒョンビン)は現れ、サムスンのシンデレラストーリーの相手になっていくわけです。
豊かに発展した社会の陰の貧富の差というのも、日本や諸外国同様資本主義経済の歪みではありますが、
韓国のドラマではこの格差を逆に強調するかのようなストーリー作りが一般的なようです。
しかし従来の作品ならそれが人情的な効果として使われてきましたが サムスンの場合は格差に抵抗する、サクセスストーリー的なセリフが沢山出てきます。
ああ、韓国の人も国情の違いはあれど私たちと同 じなのね と、このドラマで初めて感じられました。
考えてみればストーリーとしては ありがちで意外性はあまりないんですが、何と言ってもサムスン役のために体重も10キロ増やしたというキム・ソナさんが全てという感じです。
そう聞くと それなら似たような海外ドラマがあると言われそうですが、
私たち日本人が見てもサムスンに自分を重ねられる気持ちが、韓国の人のそれと一致している気がして より親近感を覚えるのです。