tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

「世界は言葉でできている」を自分なりに解いてみる-2

2012-10-25 18:29:37 | 今日の出来事
4-「男は【   】を願う。女は【   】を願う」(オスカー・ワイルド)

難しい。男だから、女だからという「性差」で物事を考えることがない。
「性差」より「個体差」の方が何だって大きいと思う。
でも、ステレオタイプを恐れずに、敢えて言い切らねばならない。

思い浮かんだのは、
【育つこと】/【育てること】
【作り上げること】/【磨き上げること】
【脱ぎ捨てること】/【着飾ること】

…いまひとつしっくりこない。
考えるにつれどんどん外れていくような気がする。

自分 「男は【勝ち取ること】を願う。女は【差し出されること】を願う」

男は戦闘的、女は平和的…そうなのか?

谷中敦 【女の幸せ】/【二人の幸せ】(84)
小出恵介 【最初】/【最後】(69)
ビビる大木 【猪木】/【藤波】(9)
若林正恭 【彼方の成功】/【足元の安心】(87)
板尾創路 【高さ】/【深さ】(55)
林修 【女が平日を支えてくれること】/【男が休日を満たしてくれること】(70)
ワイルド 【愛する女の最初の男】/【愛する男の最後の女】(76)

これ、ワイルドの言葉だったのね。
有名すぎる言葉なので、頭に浮かんでも自然に避けてたわ。


5-「【   】なんて、女にはひまつぶしにもなんない」(吉本ばなな)

また性差のステレオタイプか。
「女には」と言うからには、「男には」逆に、ひまつぶしではない、価値がある、
ということなんだろうか。
なんだろう?「男は夢中になるが、女にとっては取るに足らないこと」。
格闘技、ギャンブル、野球、出世競争…
でも、問題とするからには、そういう即物的な名詞ではないのだろう。

自分 「【戦争】なんて、女にはひまつぶしにもなんない」

戦争がいかにも「男の論理」で始まっていそうなこと、
戦争の当事者は男ばかりなこと、
その愚かさを「暇つぶしにもならない」と切り捨てて見せること。
そういう見識はある気がする。
もっとも、吉本ばななの作品が「戦争」に切り込むことがあるのか?とも思うが。

若林 【注文した覚えのない無償の愛】(55)
谷中 【共感できないラブソング】(72)
小出 【手が届く男】(76)
林 【いつがひま?って聞く気になれない男】(41)
大木 【もしよかったら、僕でよかったら、】(36)
板尾 【死にたくならない恋】(78)
吉本 【それが最後かと思えない程度の恋】(74)

そうだよな。「女」なんだから「色恋沙汰」が大事なテーマなんだろうな。
でも、それこそが一番ステレオタイプなものの見方のような気がする。


6-「女の性格がわかるのは【   】時ではないわ。【   】時よ」(ローザ・ルクセンブルク)

んー。あまり考えずに答えを出す。

自分 「女の性格がわかるのは【恋が始まる】時ではないわ。【恋が終わる】時よ」

林 【食事をしている】【食事を作っている】(76)
板尾 【同居が始まった】【別居が始まった】(62)
小出 【話をしている】【笑っている】(73)
若林 【取り乱した】【正気に戻った】(81)
大木 【夜8】【朝8】(74)
谷中 【恋している】【嫉妬している】(85)
ルクセンブルク 【恋が始まる】【恋が終わる】(78)

何事もそうだろう。
「始まり」より「終わり」の方が物事の本質を表していることが多いと思う。

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「世界は言葉でできている」を自分なりに解いてみる-1

2012-10-25 17:06:00 | 今日の出来事
昨日始まったフジテレビの新番組「世界は言葉でできている」
お題を自分なりに解いてみる。もちろん、出演者の回答を見る前に。


1-「総じて【   】は、すべて価値のないものである」(ニーチェ)

何か皮肉めいたことを言っているんだろうということは想像がつく。

【金で買えるもの】なんかはすぐに浮かぶ。
あるいは【誰もが欲しがるもの】とか。

だが、いかにも「警句のための警句」「箴言のための箴言」のようで、
自分の実感にすとんと落ちるところがない。

「言い切ってしまったもん勝ち」だとすれば、
「価値」という言葉を敢えて繰り返して、こんなところだろうか。

自分 「総じて【価値が計れるもの】は、すべて価値のないものである」

人の命も、自然の偉大さも、愛情や友情の深さも、
本当に大切なもの、本当に価値あるものは数値化することができない、
という意味で。

設楽統 【言葉で伝えられるもの】(76ポイント)
徳井義実 【あらゆる後悔】(72)
市川猿之助 【体裁が繕われたもの】(74)
又吉直樹 【類似品】(81)
Mummy-D 【ひとからもらえるもの】(51)
西村賢太 【小、中学時代の友人】(14)
設楽 【手に入れた物】(58)
ニーチェ 【値段のつくもの】(78)

出色の回答は西村賢太だろう。
他の回答者が「漠然とした概念」を答えとして挙げているのに、
(そしてそこに「逃げ込んで」いるのに)
ここまで個別具体的なことをズバッと言い切れてしまう。
大竹まことが「孤高に生きる、という彼の宣言」と言っているが、
まさにそうした立場に立つのを辞さないことこそが、作家の生き様なんだと思う。
キレイな回答にまとめようなんて思っていないのだ。


2-「【   】と思って生きてみなさい。いつかそれが正しいとわかる」(スティーブ・ジョブズ)

「意志あれば道通ず」みたいな、前向きな意味合いになるのだろう。
でも、できればそういう「模範解答」を忖度せずに、
自分が本当に腑に落ちる答えを出してみたいのだが…。

この問いは難しい。単なる「言葉の穴埋め問題」ではなく、
「あなたの人生の信念」そのものを問うているからだ。
フレーズを一から考えねばならない。

自分 「【自分の歩む道が進むべき道だ】と思って生きてみなさい。
   いつかそれが正しいとわかる」


市川 【自分には必ず何か果たすべき役割がある】(85)
西村 【この際、一度死に損なった】(68)
設楽 【最後に自伝を書く】(60)
Mummy 【とりあえず、親のいうことは聞いとくか…】(81)
又吉 【生きている】(72)
徳井 【世界が間違っているんだ】(62)
設楽 【海外旅行をしている】(54)
ジョブズ 【毎日を人生最後の日だ】(91)

ジョブズの答えは、なるほどその通りだ。「いつかそれが正しいとわかる」。
死を見据えていた人ならではの、言葉の真実味がある。


3-「人生において大切なのは【   】であって、【   】ではない」(ゲーテ)

2つの【 】には対比する言葉が入るのだろう。
真っ先に思い浮かぶのは、【何を与えたか】/【何を得たか】
でも、自分はそこまで徳が深くはない。

自分 「人生において大切なのは【どこをたどってきたか】であって、
   【どこにたどり着いたか】ではない」


「飛行機や新幹線で目的地までひとっ飛び」という旅よりも、
目的地までの行程そのものを楽しむ旅をしたい。
人生もそういうものだろう、と。

設楽 【道のり】/【目的地】(82)
徳井 【伝えること】/【考え込むこと】(52)
西村 【絶望も畏れぬこと】/【絶望に慣れること】(78)
Mummy 【ただ生きていくこと】/【なぜ生きるのかを考えること】(66)
市川 【一緒にメシを食える仲間の数】/【携帯アドレスの登録件数】(68)
又吉 【迷い】/【悟り】(80)
設楽 【あなた】/【わたし】(18)
ゲーテ 【生きること】/【生きた結果】(78)

又吉の言葉が深いなあ。

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