tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

シャンプー再考

2013-06-06 23:52:35 | 今日の出来事
先日買ったシャンプーだが、どうも自分には合わないみたいだ。

「エッセンシャル ダメージケア」の「ニュアンスエアリー」。
「ダメージケア」の語に惹かれて買ったのだが、「ニュアンスエアリー」の語を見落とすべきでなかった。
考えてみれば、僕の髪には「ニュアンス」も「エアリー」も必要なかったのだから。
そもそも「エアリー」って、女性の髪なら、風にふんわりそよぐイメージでいいかも知れないけど、
男の髪だと、バーコード状に脳天になでつけられているおじさんのわずかな髪が、哀れ、
風で舞い上げられてしまっている、そういう情景を思い起こさせる。あるいは、狩野英孝か。
朝起きると余計な寝癖がつき気味だし(枕が作る“ニュアンス”か)、
泡立ちも、洗い始めこそ濃厚な泡ができるものの、時間がたつと急にしぼんでしまう。
何より、「ニュアンス」と「エアリー」が効いているのか、
髪が細くなってしまったような感覚があるので、それが一番しっくりこない。

今日、ドラッグストアであらためてシャンプーを見る。
種類が多いと決められないので、男性向けコーナーのものに絞り込む。
「サクセス」(花王)か、「h&s for men」(P&G)か、「ウルオス」(大塚製薬)か、
だいたいこの3つみたい。
「サクセス」にはメントールが含まれているが、
「スーッとする」と喜ぶのはおっさん
(温泉で脱衣所に置いてある「BRAVAS」のヘアトニックを景気よく頭に振りかけたがる人たち)
か、子どもだけのような気がするので、これは却下。
(子どものころは「トニックシャンプー」を使ってたな…)
「ウルオス」は、大塚製薬にシャンプーのイメージがないので、これも却下。
「h&s for men」に賭けてみることにした。
うちにあるシャンプーボトルはすでに「エッセンシャル」で満たされているので、
詰め替え用ではなくポンプボトルで購入。520ml、980円。
(「エッセンシャル」は今度実家にでも持っていっちゃおう)

帰宅後、早速使ってみる。

…なんだ?匂いの甘ったるいこと。場違いなくらい「美味しそう」な匂いだぞ。
「サニーシトラス」だって。要はみかんだろ?
子どものころ食べてた「マルカワのフーセンガム(オレンジ味)」を思い出したよ。
1個10円で、小さい箱の中に4粒のガムのボールが入ってたやつね。
なんで大の男が、子どもの駄菓子の匂いのするシャンプーを使ってるんだ?
この匂いはないよなあ…。黒くて精悍なボトルデザインの印象とも合ってない。
もっとビターでクセのない、品のいい香りに仕上げて欲しかった。
それから、どんな成分か知らんが、「スーッとする」。
なんだよ、これも「トニックシャンプー」「サクセス」の“スーッと”の系譜を辿ってるのかよ。
炭酸で味を誤魔化す清涼飲料じゃあるまいし、わざとらしい爽快感はいらないよな。
しかも、頭皮より、まぶたなど「弱いところ」を狙ってスースーさせる。
「地肌ストレスを取り除く」と謳っているくせに、余計なところにストレスが来てるよ。
ただ、泡立ちは悪くない。じっくり洗うのに、最後まで充分な泡がつきあってくれる。
洗いあがりもキシキシしない。
「ニュアンスエアリー」のように、「髪が細くなっちゃった…?」と心もとなくさせることもない。

今、「h&s for men」のホームページを見てみたら、
「まず1か月 トライアルキャンペーン ご満足いただけなければ全額返金いたします」
なんてやってるんだな。…とりあえずレシートはとっとこ。
今のところ、「匂い」と「スースー」はマイナス評価だけど、
この先「髪が強くなった」ような実感が得られるかどうかがカギだな。

※ちなみに入浴後は、シャンプーと一緒に買ってきた資生堂「MEN'S 肌水」(417円)を使ってみた。
 パッケージに「ライムの香り」と書いてあるので、こっちも柑橘系?まさか…と思ったが、
 こちらはほとんど匂いはしなかった。
 それにしても、化粧水って意味あるのかね?ピチャピチャ、ただの気休めのような気もしないでもない…。

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地下鉄車内はいつまで蛍光灯を抜いたままにしておくのか

2013-06-06 17:51:17 | 物申す
震災以降、地下鉄車内の蛍光灯が間引きされ、2年が経過した今も、その状態が続いている。
…これ、いつまで続ける気なんだろうか?

車内では新聞や本を読みたいから、なるべくしっかり明かりがある場所に行くようにしているけど、
混んでいれば場所を選べないこともある。
蛍光灯のない所に座り、前に人に立たれると、相当暗くなる。

車内が混み合うとか、夏場の冷房の効きが悪いとか、ムダなアナウンスが小うるさいとか、
地下鉄に対する不満はいっぱいあるけど、せめて、せめて明かりくらいまともにしてもらえないものかと思う。

震災直後のように、切実に電力の供給が逼迫した時なら、このような措置をとるのもわかる。
しかし、あれから2年もの月日が経過して、
他の「客商売」業界の現場では今やまったく見られない「照明間引き」が、
地下鉄では依然続けられているというのは、解せない。

地上を走る鉄道が照明を抜くのはまだわかる。昼間なら窓から外光が入るだろうから。
(いや、それだって本当は理解できない。夜間は地下鉄と条件が同じなのだから。
しかも、各社談合でもしたかのように、同じような配置で蛍光灯を抜いているのも気持ち悪い)
地下鉄車内の照明は、ライトアップのような「ムード作り」のためではなく、
「人間が過ごすための最低限の環境作り」のために必要なものだ。
それができていない、不完全でいびつな状態を、なぜ放置しておくのだろう?
これを改善するために、この2年の間、地下鉄は何か企業努力をしたのだろうか?
「震災」「省エネ」という、誰もが反論しづらい理由に都合よく「乗っかって」いるだけのように思える。
本来使うべき場所に照明を使わない、こんなのは「節電」じゃない、「ケチ電」だ。
浮かせた電気代を何に使っているのか?
電力消費量を抑えた蛍光灯に置き換えるなどの「還元」をしているのか?
他の「客商売」業界なら敏感に対応するところを、
他に代替手段も競争相手もない「鉄道」という地位にあぐらをかき、なおざりにしているように思える。

こんなニュースがあった。

東京メトロ、蛍光灯劣化でボヤ相次ぐ 22年使用の例も

東京メトロ日比谷線で4~5月、駅構内にある電飾看板から、蛍光灯の経年劣化が原因とみられるボヤが相次ぎ、東京消防庁が東京地下鉄(東京都台東区)に再発防止策を求めていたことがわかった。照明器具メーカーの業界団体は10年での交換を推奨していたが、いずれも10年を超えていた。
東京地下鉄によると、4月21日昼、日比谷線人形町駅でホームの電飾広告(高さ1・25メートル、幅1・8メートル)から煙が出た。5月6日にも同線茅場町駅の案内所の電飾看板(高さ0・15メートル、幅1・4メートル)から煙が出た。けが人や運行への影響はなかった。電源を落とすと煙はおさまったという。
東京消防庁が調べたところ、蛍光灯の放電をコントロールする安定器が焦げていた。同庁は「絶縁体の経年劣化で安定器が過熱したことが原因。類似火災の恐れがある」として5月29日付で対策を求めた。
同社では2008年と11年にも都内の別の駅で同様のボヤが1件ずつ発生。それまで安定器の使用期限を定めていなかったが、15年で交換することにした。メーカーの業界団体は10年での交換を推奨していたが、同社は「30年近く正常に機能しているものも多い。定期点検もしており、10年を超えても使える」と判断した。
ところが、今回煙が出た人形町駅の電飾広告は、使用開始から14年で発煙した。茅場町駅は22年が過ぎていたが、広報担当者は「案内所では発煙が起きていなかったため、15年での交換の対象外だった。甘かった」と説明した。同社は全9路線の電飾看板のうち、安定器を12年以上交換していない計約1890カ所について5月末までに消灯。交換時期を早める方向で検討を始めた。担当者は「火災に発展する危険性もあり、申し訳ない。交換時期を再検討し、再発防止に努めたい」としている。(朝日新聞)


「ボヤを出すようなボロい蛍光灯を使うな」これは当然のこと。
僕がこの記事を読んで思ったのは別のことで、東京メトロは、
「“カネになる”電飾広告には、抜かりなく電気を入れていた」ということである。
“カネにならない”乗客相手の照明はケチる一方で。
駅によっては、ホーム壁に埋め込まれた大画面モニターで音の出るCMも流したりしている。
“カネになる”ことには平気で電気を使っているのだ。

「震災後は省エネが大切。車内が多少薄暗くて不便であっても仕方がないよね」――
その“善良な”発想は本当に正しいのだろうか?
図々しい鉄道会社につけ込まれる隙を与えていないか?

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