どうしてなんだろうか。
深夜・早朝覚醒がおさまらない。
この晩も3回くらい目覚めたと思う。
1回目は悪夢で。自分が「理不尽な何か」に激昂していた。
「人名の誤り」に起因するもののようだったが、詳細はもはや思い出せない。
2回目は不快夢で。「不快夢」というのは僕の造語だが、
たとえば、部屋中にぶちまけた豆粒を全部きれいに拾い集めたと思ったら、
その入れ物をまたひっくり返してしまい、あらためて拾い直さねばならなくなった…
みたいな、シチュエーションがとにかく面倒臭く、うんざりするような夢である。
ただ、この夢の詳細ももう思い出せない。
1回目・2回目は目覚めてもまたすぐに眠りに落ちた。
3回目は尿意で。いや、たいした尿意ではないのだが、眠りの浅さとリンクすると、
覚醒につながってしまうようである。仕方ないのでトイレに行ってみる。
そうやって一度体を動かしてしまうと、意識が明瞭になってしまい、
この頃になると窓の外もうっすら明るくなってくるので、眠るに眠れなくなってしまう。
そういう時は、布団にもぐりこんだまま、過去の「あること」を執拗になぞり返してしまう。
(情けないし、みっともないので、人には言いたくないようなある出来事である)
何か別の新しいことを考えるより、その「あること」をなぞり返すルーティーンに忠実であるほうが、
「安全」であるかのような思い込みがある。
決して前向きな志向ではないので本来はやめるべきなのだが、「低位安定」状態とでもいうのか。
彼女が来てうちに泊まる晩がある。
自分の布団は彼女に使ってもらい、僕はその隣にこたつ布団をアレンジして眠る。
寝心地は決してよくないはずなのに、そして実際、やはり僕は深夜に覚醒するのに、
大きくは眠りが中断しない。
これが「安心感」というものなのだろうか、と思う。
自分一人では止められなくなる覚醒の暴走が、横にいる彼女のお蔭でなだめられる。
いや、寝ている彼女に自然と気を遣い、「リラックスしたままでいよう」と、
自ずから鎮静化していくのかも知れない。
彼女は独特な寝相を見せることがある。
「バンザイ」をするように両手を頭の上・枕の上に投げ出すのだ。
朝起きると背骨に痛みをおぼえることもあるんだよね、という。
その寝相はどこか開放的で、なんだか微笑ましい。
それを見て、僕は小さく安心して、もう一度眠りに戻ることができる。
深夜・早朝覚醒がおさまらない。
この晩も3回くらい目覚めたと思う。
1回目は悪夢で。自分が「理不尽な何か」に激昂していた。
「人名の誤り」に起因するもののようだったが、詳細はもはや思い出せない。
2回目は不快夢で。「不快夢」というのは僕の造語だが、
たとえば、部屋中にぶちまけた豆粒を全部きれいに拾い集めたと思ったら、
その入れ物をまたひっくり返してしまい、あらためて拾い直さねばならなくなった…
みたいな、シチュエーションがとにかく面倒臭く、うんざりするような夢である。
ただ、この夢の詳細ももう思い出せない。
1回目・2回目は目覚めてもまたすぐに眠りに落ちた。
3回目は尿意で。いや、たいした尿意ではないのだが、眠りの浅さとリンクすると、
覚醒につながってしまうようである。仕方ないのでトイレに行ってみる。
そうやって一度体を動かしてしまうと、意識が明瞭になってしまい、
この頃になると窓の外もうっすら明るくなってくるので、眠るに眠れなくなってしまう。
そういう時は、布団にもぐりこんだまま、過去の「あること」を執拗になぞり返してしまう。
(情けないし、みっともないので、人には言いたくないようなある出来事である)
何か別の新しいことを考えるより、その「あること」をなぞり返すルーティーンに忠実であるほうが、
「安全」であるかのような思い込みがある。
決して前向きな志向ではないので本来はやめるべきなのだが、「低位安定」状態とでもいうのか。
彼女が来てうちに泊まる晩がある。
自分の布団は彼女に使ってもらい、僕はその隣にこたつ布団をアレンジして眠る。
寝心地は決してよくないはずなのに、そして実際、やはり僕は深夜に覚醒するのに、
大きくは眠りが中断しない。
これが「安心感」というものなのだろうか、と思う。
自分一人では止められなくなる覚醒の暴走が、横にいる彼女のお蔭でなだめられる。
いや、寝ている彼女に自然と気を遣い、「リラックスしたままでいよう」と、
自ずから鎮静化していくのかも知れない。
彼女は独特な寝相を見せることがある。
「バンザイ」をするように両手を頭の上・枕の上に投げ出すのだ。
朝起きると背骨に痛みをおぼえることもあるんだよね、という。
その寝相はどこか開放的で、なんだか微笑ましい。
それを見て、僕は小さく安心して、もう一度眠りに戻ることができる。