おいらはできなかった…。
新聞記者時代、同じ記者クラブに所属した他社の記者が下記書籍を出版した。この本からも分かるけど、幅広い人脈を背景にした凄い取材力のある人だった。
特に、印象に残っているのは、朝日新聞の阪神支局襲撃事件(記者1人死亡、1人重傷)のあと、朝日新聞を狙った別の事件が発覚した際の取材のやり方。
記者がたくさん、朝日新聞阪神支局に詰めかけたが、支局は直ぐには取材に応じなかった。すると、彼は、しめられた1階のドアをガンガン蹴っ飛ばして、「出てこい」「開けろ」と叫んだ。
他の記者(私含む)は「おいおい、そこまでやるのか」と少し驚いた表情だった。
しかし、彼は、「普段、取材している側なのに、対応しないとは何事だ」という怒りをぶつけたのだと思う。周りの記者も一般人相手なら止めただろうが、止めはしなかった。
かといって、同業者だから、蹴るのもなぁ。人が亡くなった事件だし…。と、腹を据えることができなかった自分を思い出しました。
そういう人の本です。好き嫌いがあるので、買う前には、立ち読みしてみてください。
新聞記者時代、同じ記者クラブに所属した他社の記者が下記書籍を出版した。この本からも分かるけど、幅広い人脈を背景にした凄い取材力のある人だった。
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特に、印象に残っているのは、朝日新聞の阪神支局襲撃事件(記者1人死亡、1人重傷)のあと、朝日新聞を狙った別の事件が発覚した際の取材のやり方。
記者がたくさん、朝日新聞阪神支局に詰めかけたが、支局は直ぐには取材に応じなかった。すると、彼は、しめられた1階のドアをガンガン蹴っ飛ばして、「出てこい」「開けろ」と叫んだ。
他の記者(私含む)は「おいおい、そこまでやるのか」と少し驚いた表情だった。
しかし、彼は、「普段、取材している側なのに、対応しないとは何事だ」という怒りをぶつけたのだと思う。周りの記者も一般人相手なら止めただろうが、止めはしなかった。
かといって、同業者だから、蹴るのもなぁ。人が亡くなった事件だし…。と、腹を据えることができなかった自分を思い出しました。
そういう人の本です。好き嫌いがあるので、買う前には、立ち読みしてみてください。