情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

憲法フェスティバル「平和・人権 世界の9条」

2005-05-13 06:52:25 | イベント情報(行かれた方はぜひご感想を)
5月14日(土)午後1時開演(開場12時30分)終演予定午後5時半。
日本青年会館大ホール(新宿区霞ヶ丘町7番1号)
出演:姜尚中氏(東大教授)、重信メイ氏(ジャーナリスト)、森達也氏(映画監督)ほか
前売2200円(チケットぴあなど)、当日2500円。いずれも学割などあり。
「いま、足もとから考える 育てよう平和のこころ 伝えよう憲法のこころ」

行ったきり弁護士

2005-05-13 06:07:26 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
うちの事務所の弁護士はみんな証人尋問好きである。

「反対尋問は飯より好きだ」と言ってはばからない者、「反対尋問をしてうまくいった時くらい弁護士になってよかったと思うことはない」と酔えば言う者など…。共通しているのは、同僚のを見ているときは「なぜ、あんなにすぐカッとなるのか。証人をカッとさせはしても、自分が頭に血を上られるのはまずいのではないか」と思っているが、いざ、始めると、すぐに、エキサイトするところ。まぁ、尋問相手が、公務員だったり、大企業従業員だったりで、のらくら答えることが多いから、仕方がないのだけれど…。

で、ある弁護士は、尋問を始めると、いつも、行ったきりになる。尋問中に証拠を見せるため、証言台まで行くと、もう戻ってこないのだ。そこで、裁判官に注意される。いったんは、戻る。しかし、エキサイトすると、また、証人に近づいていく。で、戻らない。で、注意される。繰り返すうちに、いつの間にか、行ったきり…。

実は、尋問が好きなだけでない。それなりに効果的な尋問もやっている。少し古い話になるが、ある司法修習生がうちの事務所のいつもの証人尋問を見た際、「裁判所での研修中いくつも尋問は見たけど、こんなに厳しい追及をしているのを見たことがない」と感想を述べたほど…。ちょっと自慢。

5月12日

2005-05-13 02:52:09 | 日記(事件など中心に)
集団詐欺事件の関連で、東京都を相手にしている事件の口頭弁論期日。丹念に足を運ぶ被害者がいてくれると本当に力になる…。

どうしても、長期戦、多方面戦となると、気力を失いがち。叱咤激励してくれる被害者が法廷に来てくれることは本当にありがたい。

斉藤貴男氏のお話は別項のとおり。起案(提出書類などの作成:恥ずかしながら、司法研修所に入るまで起案という言葉を知りませんでした)に追われており、行こうかどうしようか迷ったんだけど、無理して良かった。貴重なお話でした。



「機会不平等」の著者斉藤貴男氏のお話

2005-05-13 01:27:17 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
少人数で、斉藤氏からお話を伺う機会がありました。すさまじい話でした。例えば、監視カメラが銭湯の脱衣場にある話(http://newsnews.exblog.jp/tb/1565410 高田昌幸記者の記事に詳しいようです)、東京都不快行為防止検討会の話(http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050501#p1 kitanoさんの記事に詳しいようです)などなど…

タバコ条例の取り締まり状況をチェックするためにわざわざ神田駅前でタバコを吸ったときの体験を説明しながら、隣組復活の懸念について触れられたり(http://www.kyokiren.net/_protest/saito&keyに同内容あり)、ゆとり教育の狙いとその見直しの狙い(http://www.geocities.co.jp/HiTeens/8268/84.htmlに別の機会の斎藤氏の発言あり)
などなど…。

無力感に襲われました…。