読売新聞の夕刊2社面に掲載されている「写旬」という写真コラムの本日付記事で、「容疑者」という言葉が使われていたが、とても気になった。本日のテーマは、意味のない太字のアルファベットを並べたスタンプ。これを押すことで個人情報が守られるのだという。記事は次のように書かれている。
【住所や名前などの個人情報を読めなくするスタンプ「ケシポン」。不用な郵便物を安心して捨てられると、一人暮らしの女性を中心によく売れ、専用コーナー誕生の店も。証拠「印」滅に使うのはダメよ、容疑者殿】
…容疑者殿…ここでの意味は犯罪を行った者、つまり犯人ということではないだろうか。犯人だからこそ、証拠隠滅をするわけだ。したがって、ここは、「証拠「印」滅に使うのはダメよ、犯人殿」とするべきだ。
容疑者は、犯人として認定されるかどうか分からないから、呼び捨てにしないで、「容疑者」という呼称にすることにしたのではないか。
読売の使い方では、容疑者=犯人ということになり、もはや容疑者呼称ではその者の人権は守られないことになる…。
おそらく、容疑者呼称をおとしめようという悪意はなく、ちょっと、心配りをしすぎただけだと思うが、ここらあたりの感覚は、刑事手続きに関する基本的な考え方を学べば分かるはず…。
報道に携わるものは、形式から整えるのではなく、なぜその形式を使うのかを考えてほしい。
【PR】

★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
【住所や名前などの個人情報を読めなくするスタンプ「ケシポン」。不用な郵便物を安心して捨てられると、一人暮らしの女性を中心によく売れ、専用コーナー誕生の店も。証拠「印」滅に使うのはダメよ、容疑者殿】
…容疑者殿…ここでの意味は犯罪を行った者、つまり犯人ということではないだろうか。犯人だからこそ、証拠隠滅をするわけだ。したがって、ここは、「証拠「印」滅に使うのはダメよ、犯人殿」とするべきだ。
容疑者は、犯人として認定されるかどうか分からないから、呼び捨てにしないで、「容疑者」という呼称にすることにしたのではないか。
読売の使い方では、容疑者=犯人ということになり、もはや容疑者呼称ではその者の人権は守られないことになる…。
おそらく、容疑者呼称をおとしめようという悪意はなく、ちょっと、心配りをしすぎただけだと思うが、ここらあたりの感覚は、刑事手続きに関する基本的な考え方を学べば分かるはず…。
報道に携わるものは、形式から整えるのではなく、なぜその形式を使うのかを考えてほしい。
【PR】

★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。