先月5月15日に福島県の災害ボランティアに参加し、今回2回目の参加、再びボランティアセンターに行きました。
今回は午前中から参加でき、最初の活動は民家から畳を運び出す作業。
水に濡れた畳はとても重く、カビもすごい状況で急な階段を降りながら25畳を運び出すのは大変な作業でした。
そしてセンターに戻り、もう一度活動を待っていると、
原発から28kmの場所だが、それをわかって行ってくれる人お願いします、との事だったので参加を希望しました。
派遣された場所は海岸から数百メートル離れた場所で、ここまで津波は来たのか?と驚きました。
田畑にはおびただしい程の瓦礫がまるで不法投棄のように在りました。
仕事は田んぼの中に入り、瓦礫を片付け、再び農業ができる状態に近づける事でした。
材木は釘が出ているし、本当に気をつけないと危ない作業です。
とにかく一番大変なのは、瓦礫を持ち上げるとその重さで、自分が田んぼの泥の中に沈んで動けなくなるんで、足場との戦いでした。
ここでも周りのボランティアさんとの連携が何より大切だと実感しました。
誰かが重い物を持とうとして動けないのを助けたり、助けられたり、体力を消耗した人に声をかけたり、また改めて「人」の素晴らしさを感じました。
一言に「瓦礫」と言っても、木材もあれば、金物もプラスチックも色々ですが、その中には生活を感じさせる物や人形などもあって、片付ける中でも悲しみや驚きなど色々な感情が出ます。
作業は夕方終了となり、担当した場所は大分片付いたのですが、他の場所の瓦礫の量はまだまだで、今後もこの活動は続けられていくと思います。
でも車を出してくれた人は汚れたっていいよって本当に温かい人でした。
センターに戻るとボランティア用に炊き出しの料理が用意されていて美味しく頂きました。
2回目の福島県での活動で、また色々な事を感じました。
自然の驚異に愕然としますが、そこには温かい人、頑張っている人がいて、来て良かった、出会えて良かったと思える一日でした。