ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

キリのない「お片づけ」

2013-06-23 21:38:24 | 本・マンガ・絵

 

一番小さい本棚、ほとんどは「文庫」なのですが、母から譲り受けたものだけ残して、

後はもう…思い切って処分!そしてまた私は古本を探すのだよ…もぉぉ。

で、とりあえず、小さい本から、次は…とやっていたら、

横に立てかけてあった「一群」から出てきたのが写真の本。

コレも古本で買ったのですが、私は着付けをするわけではないので「飾り結び」は用がありません。

おまけに「古い」…もぅたくさんあるというのに、なぜかまた出てきて…。

 

それで、もしお使いになる方があれば、送料のみでお送りします。

ご一報ください。

こちらは昭和50年度版の「装道」の帯結びの本。二重太鼓をはじめ、数々の変わり結び掲載。

まぁ、発行が私が25歳のときの本ですから、着物の柄や髪型も昔?風、

帯結びも、最近なら珍しくない、いろいろな飾り結びです。

私の時はまだ「福良すずめ」一辺倒でしたけどねぇ。

 

            

 

こちらは「縫うための本」、同じ昭和50年、マコー社発行。「帯と礼装」「綿入れと寝具」です。

袴の縫い方も出ています。

 

            

 

このほか、もらったレコード…なぜか私はまったく興味のない「横浜銀蝿」…

それと当時は「銀蝿の妹分」とかで売り出したらしい「岩井さゆり」ちゃんとかのLP。

聞いたこともないってば…。

その他いろいろ、なんでこんなものが…というものが、いくらでも出てくるこのキョーフ。

もったいながりは親譲りですが、あの母でもきっと「これはナシ」…というものもありました。

あさってがゴミの日なので、なんどか往復することになりそう…。

 

ところで、捨てるに捨てられないもの…はい、ハギレです。

昨日の羽織り…しつけはついていたものの、いずれにしても「繰り回し」。

いったい何度目のオツトメだったのでしょう。

脇のよくこすれるところは、表の織りがもう凹凸がなくなってました。部分的にツルピカ…。

 

           

 

そして、解いて裏向けてみたら、まぁみごとぉ~なツギアテの行列でした。

これは、共布や似た布を裏から当てて、細かく縫いとめる「色紙ツギ」というツギアテです。

 

        

 

古着を買っていると、こんなにしてまで着ていた…というものには、よく出会います。

その針目を見ていると、これを一枚ずつ寸法を合わせて、チクチクと針を運び、

表に返しては「うんっ、大丈夫、まだいける」と、やっていたのだろうと思うと…。

今の暮らしの贅沢を思います。

昔の「繕い仕事」や、短いセーターに別の毛糸を編み足したりする母の姿を思い出すと、

シャツなどあだやオロソカには…と、ついつい「捨てるもの」から「再生するもの」に、入れてしまいます。

まだもう少し仕事が残っています。思い切るもの、直すもの…チャッチャとやらなきゃ。

あぁしかし…ありすぎる…。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネット情報 | トップ | こんなところに… »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2013-06-23 23:01:09
年々片付けが大儀になってきているので
早めにとは思いますが、片付けだけは
本当にキリが無いですね。

無ければ無いで生活出来るのでしょうが、
何となくさみしくて、また違うものが
増えるんですよね。

織りが擦り切れてツギアテして、それでも
使い捨てにしない時代のあったかさを感じますね。
返信する
Unknown (ジジ)
2013-06-23 23:15:39
「ふくらすずめ」って そういう風に書くんですね。初めて知りました(汗) 20代の頃美容室をやってた知り合いに結び方習ったのです。着付けてあげるほう。今は もっと進化してますね。飾り使ったりして。
 解いて洗い張りとかした生地はどんな風に使ってるのでしょうか?
私洋服生地が沢山あるんです。押入れに隠してあります。最近なかなか縫い方が捗らなくて・・・。子供の頃洋服買ってもらえなくてね。ハギレならOkって父が。自己流で作ってたの。布を触ってるだけで幸せなんです♪
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-06-23 23:43:04
陽花様

そうなんです。片づけまで根気がなくなって、
すぐちょっと一休み…ばっかりです。
「なければないで…」ほんとにそうなんですよ。
惜しくて惜しくて、それでも思い切って捨てたもので、
あれとっておけば…って、あんまりないんですよね。

ツギアテをいかに上手にするか…それも、
主婦としての腕のみせどころ…だった気がします。
最近、やたらあのころのこと、をいいなぁと思い出します。
モノが豊かすぎるのも、考えものですねぇ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-06-23 23:50:05
ジジ様

本来の字は「膨ら雀」です。
振袖などにおめでたいとき結ぶので「福良」と、
当て字をしたのでしょうね。

解いた布、私の場合は、ネットを始めたころ、
ハギレのパッチワークなどで、ポーチやバッグを作って
HPで販売していたのです。
一緒にやっていた友人が病気でリタイアしたのと、
私の方も母が倒れたりで、完全ストップしています。
今は、ハギレをほしい方がメールくださったりするので、
出来る限り、お答えさせていただいています。
後は、最近はもっぱら、和装内での繰り回し。
訪問着を羽織にとか、羽織りを帯にとか…。
なかなか自分では、いろいろ作る機会がなくなっていますが、
私も同じで、なかなか捗らないくせに、布を出して触って、
シアワセに浸っています。
返信する
Unknown (古布遊び)
2013-06-24 07:35:47
古布で何かしら作るようになってからとにかく家の中が片付かなくなりました。
布というのはどうしてこうもたまっていくのでしょうねえ~

古布はもう出会えないかもしれないと思うと、小さな端布でもなかなか処分出来ません。
今年こそはは思って始めたオークション出品も、一度休むと面倒になるし、なかなかです!
しかしとんぼさんはきちんと整理なさっていて本当に感心させられます。いつも見習わなくてはと思っています。。。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-06-24 22:26:52
古布遊び様

そうなのですよ…。本のようにパッと見てわかるような
片付け方はできないし、「同じような柄」と分けようとしても
「いや、これどっちだろ」があったり…。
もうごっちゃごちゃです。

きちんと整理なんか、まったくできていませんよぉ。
もし、我が家にこられたら、絶句して「私がやりますっ」て、なりますよ。
できれば、私専用の「倉庫」でいいからほしいです。
10畳くらいの、片面棚、片面引き出し。
真ん中に大きなテーブル…あぁ夢よ夢っ。
返信する

コメントを投稿

本・マンガ・絵」カテゴリの最新記事