ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

七夕近し…

2009-06-23 20:59:54 | とんぼ手帖
このところ着物から離れた話題ばかりでスミマセン。
写真は「お育ち中」の朝顔の葉っぱです。
ちょっとひっかかるところにあったのでとったのですが、
おおきいでしょう!これで花咲かなかった日にゃ…いや、咲くってば!


さて、今頃の時期になると、アクセスの内容で「七夕飾り」での検索数が、
どんどん増えてきます。今まで薬玉なんかを作ってきたので、
そちらのページにこられるんですね。

で、今年はどうしようかと思っていたのですが、
今年は「紋切り型」がはやりましたので、
それを使って、お手軽な扇子飾りを…。ちょーカンタンです。

まずは折り紙をひだひだに…できれば8mm幅くらいまで細かく。



半分に降ります、重なっていて折りにくいですから、
真ん中が空間になってもかまいません。
カットするための線を書き込みます。
これは左右対称に、あまり細かくなく複雑でないほうがいいです。



柄の部分をハサミでカット、のりで真ん中をつけます。



根元のあいたところに、飾るための糸を入れます。あとは広げてOK。



同じ要領で、青いのは一枚で長いまま、三色のは糊で貼ってつなげただけ。
どちらも片側をセロテープでとめて扇子のように広げます。


こんな単純なものでも、これがいくつも下がるとかわいいものですよ。

今度は「かささぎ」、七夕様にはつきものの鳥ですね。
ホンモノをご存知でしょうか。私は以前「サギ」とついていることに惑わされ、
てっきり白くて大きい鳥だと思い込んでいました。
実際にはカラスより小さめ、色は「パンダ」いやほんと。
翼をとじていると黒いところが目立ちますが、広げると羽の先が白くて、
なかなかオシャレな鳥です。
飛ぶと尾羽がひろがるのですが、あまりてをくわえるのは…と思い、
とりあえず全体の感じと翼に特徴を…。

元々は鶴の折り方からはじめます。



鶴の頭と尾羽を折るところ、鶴の場合は尾も左と同じように上まで折りますが、
ちょうど真横くらいで折ります。

更にもう一段下へ向けて…



次は頭の方、鶴ほど首は長くないので深めに折って首を短く。

広げて先を折り込み、

上から下げるようにして頭を作ります。



ひろがった翼の感じを出すのに切り込みを入れます。赤い線程度。



羽を根元まできっちりひろげてカタチを整えます。
少し大きな紙で折って、翼の切り込みを開いて形を整えると、
よりカササギらしい翼になります。



アクセスのなかでけっこうあるのが「でんぐり」。
ある程度の年代の方なら、すぐお分かりかと思いますが、
くるりと広げて立体的にするお飾りですね。
あれは「でんぐり紙」というものがあます。
いわゆる「ハニカム・シート」、ミツバチの巣の形になるものですね。
それを使って作るのが一番カンタン。
こんな紙です。

でも、結構なお値段するんですよ。
でんぐりは手作りもできるのですが、販売されているようなものを作るのは
けっこうたいへんなんです。(とちゅうで投げたヒト…とんぼ)
薄紙で作ると、くっつかなくていいとこつけちゃったり、破れちゃったり。
かといって折り紙で作ると、小さいものしかできません。
それで今年は、「紋きり」を使って「でんぐり」をやってみようかと。
あくまで「ふう」ですから、でんぐりのようなきれいさはありませんが…。
上の扇子の作り方と同じです。

折り紙を二枚か三枚、つなげて作りますが、
最初にセロテープではってもよし、折りながらつなげてもよしです。
ただし「重ね貼り」はしないでください。「突合せ」でつなげます。
こちらは折ったものを突合せで貼りました。
できれば張り合わせたところが山になるか谷になるか、にしてください。
下の場合はちょうど山になりました。



上と同じで、模様のカット線を描きます。これは単純に△もよう、
片側だけでなくヒダの両方に入れてください。
写真ではペンが薄くて見づらいです、すみません。
両方に入っているのはおわかりいただけるかと。
そのためにもあまり細かくないほうが楽です。



ハサミで全部カットしました。

こんな感じ…



伸びないようにそっと開いて、くるりと巻いて止めます。



まぁ、どう見ても「でんぐり」には見えませんが、
これを最近の「光るタイプの折り紙」とか「両面」とかで作ると、
風でくるくる動くときにきれいです。

今年は七夕まだ作っていません。
なんか確実にお天気悪そうなんですよね。
今年は「旧暦」でかざるかなぁ。

というところで…明日は「着物記事」の…ヨテイです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2009-06-23 23:47:12
随分長い事七夕飾りなんてしていませんわ。
ところで、あの何層にもなった紙の事を
「でんぐり」と言うんですね~
まったく知りませんでした。
最近は孫の方が折り紙よく知っています。
私はダメですわ。
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Unknown (あめだま)
2009-06-24 09:41:19
こんにちは。
七夕飾りは子どもが小学生のうちは、けっこう完璧にお飾り作っていました。着物に財布にくずかごに、(名前が違っていたら失礼)
今年は、とんぼさんの扇子飾りをモビール風に作ってみたくなりました。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-06-24 20:33:30
陽花様
でんぐりは子供のころにおもちゃやさんで
売ってましたが、けっこう高くて、
「ふたつまで」なんていわれて選びました。
こんな紙を売るようになったのは
最近でしょうねぇ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-06-24 20:39:01
あめだま様
子供が小さいころは、こっちが先頭に立って、
作ってましたねぇ。
季節の行事というものは、
いいものだと思います。
そうそう着物やお財布も作りましたね。
くずかごは箱のようなものですか?
私は三方とか作ってましたね。
折り紙が、いつまでたってもあります。
いつの間にか買い足して…。
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