静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

小雨もまた嬉しいもの

2012-11-26 11:59:17 | 読書



    
 


いつもの小道を手ぶらで歩いていると、むこうを

  
  
  通る人は雨傘をさしています。そろそろ朝の


 九時ごろです。一切の 音はしなくて、ましてや

 
 雨の気配は 微かさえも ありません。 わたしは 防寒帽子を


 被って、 防寒手袋をはめて、首筋をスカーフでしっかり 

  巻きつけました。 自然は 薄暗いなあ…


  リハビリお散歩をします。 風はなくて、人も 通らなくて、 こんな


 素敵な空気は天の恵みです。詩人の長田弘さんの 

 
 ”深呼吸の必要”の ”散歩”を念頭に、


 ただ歩いています。手に 何ももたない 急がない・・・

 
 と くり返しながら、歩くことを たのしみ たのしみ、


 わたしの いつも通る、人のあまり通らない


 森の道を 歩きました。ぼんやりと立ち止まって、


 心もち空を仰ぐと、鼻の先に ピチ 頬に シト・・・


 小雨、ふーん、霧雨ではない・・・降っていそうな・・・


 けれど、雨ともいえない・・・ 歩道の鉄柵を


 眺めると、水を きっと置いてあり、濡れています。


  それでも、身体に水気は、少しもなくて…


  このごろの雨は、なんて淑やかなのでしょう。


   帰って、アンドレ・ギャニオンの ピアノソロを


    聴きながら、熱々のコーヒーを淹れてます。


  長田弘さんの著書”散歩する精神”の、


   「たった一人で生きた男」と、


  「サラマンカの男」 を読みました。なんだか、


 「サラマンカの男」は、まるで、初めて読んで


  いるような気分です。きっと読み残してあったのでしょう。


  それだから、読書って、幸せを運んできて くれます。



  どうぞ、素敵な一日が訪れますように~~~







 


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