生きてた！

おんがくは くうきのなかにきえていく
わたしたちは どこへいくんだろう



たくさんの時間と作業とそして精一杯のこころ

どんなに どんなにがんばったって
音楽は空気の中に消えてしまう
その場で共有してくれたひとたちが
ちいさな「印象」を持ち帰って
それぞれの時間を紡いでくれる
楽しかった？ホッとした？何か感じてくれた？
それが 音楽屋さんの小さな望み

作品が形になって生き続ける
造形芸術の方たちがうらやましかったりするけど
ムリなものはムリね
それが音楽なのだから
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7年前のこと
まだ だありんが現役バリバリで教師だったころ
んんん？すこ～し不便になり始めてたかもしれないころ
ぴよぴよアレンジャーMUSICAYOROZUに
おけいこピースをオーケストラ伴奏で演奏する企画
そのアレンジメントのお話が舞い込んできた

5月、打ち合わせ
7月、締め切り
8月、音出し
9月、本番

突貫工事で書きも書いたり
スコア、パート譜
全部手書きで400枚以上
まだ、楽譜ソフト使えなかったから（泣）
３５曲のなんちゃってコンチェルト
２～５分程度の短い曲ばっかりだけどね
小さなピアニストたちの
キラキラ体験
お手伝いができてうれしかった
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7年たった
またやりたいな、って声がでてきて
今度は弦楽合奏バージョンに手直し作業中

MUSICAが書けるアレンジは
なんてことないいろはのいの字のようなものだけど
楽しかったっておぼえててくれて
またやりたいなっておもってくれて
消えていったはずの音たちが
いっしょに体験した人たちの中に生きていたの

こんなこともあるんだって
かなり うれしい