おんがくは くうきのなかにきえていく
わたしたちは どこへいくんだろう
わからないからチャレンジ
きえていくまいにちをかきとめる
次男くんは大学生
NOW修行中のピアニスト
修行に集中するために
家には帰ってくるな・・・
そんな覚悟で下宿に追い出して
2年と少したった
長男くんの大学生活はなにげにバックアップしたのに
次男くんはほったらかし
しかたない
だありんがこの状態
山の上にある次男くんが勉強する大学にも
次男くんの下宿にも
行くことなく4年間が終わるんだろうと思ってた
ひとり奮闘してるんだろうな
次男くんからもこれといった連絡もなく・・・
そんな次男くんから珍しく学内演奏会のお誘い
「ん?」と思いながらもこれは何か意味がある?
ちょっとハードだけどバスに乗らないで
駅から学校まで1時間の登山
そんな行程 歩ききる精神力も体力もある
下宿に荷物を入れるときには
放っておけないから一緒に行ったけど・・・
そんな状態から考えたら別人みたいだ
こうやって山に登れる
もう行けないだろうとあきらめていたところへ
自分の足で歩いて行ける
そして演目
日本の民謡をアレンジしたものと
「サウンド オブ ミュージック」
30~40代のだありんが
教材として使ってきた
たくさんの研究成果を上げてきた
その同じ曲を
歌手修行の仲間たちと次男くんがる演奏する
そうか、だから「聴きに来い!」って言ってくっれたのかな
途中から涙がとまらなかった
終曲はご指導の先生のソロを囲んだ
全員の「すべての山に登れ」
もうっ できすぎでしょ
ありがとう すべての山に登るよ
キミも頑張ってね
身体の大きなピアニストが鳴らす最強のフォルテの音よりも
もっと大きく空間に鳴り渡る小さな音を出せる不思議な指
キミが巨匠と呼ばれるような年になったときの演奏を聴いてみたい
それまでの修行を支えたいよ
でもね 祈るしかできない
せめて たくさん祈ろう
すべての山に登れ
高い山にも低い山にも
すべてのわき道を通れ
知ってる限りの小道も
すべての小川をたどり
すべての虹をおいかけ
夢をつかむまで!
まだ歩いてない道がある
まだ登ってないない山がある
見てて、母はだありんと一緒にすべての山に登るっ!