書名 命もいらず名もいらず 上 幕末篇
著者 山本 兼一
発行社 集英社
発行年 2013年5月25日
頁数 486頁
価格 830円+税
飛騨郡代をつとめた旗本の家に育った少年は、のちに勝海舟と並んで幕末の三舟に数えられた最後のサムライ、山岡鉄舟その人である。
幼きころより剣、禅、書の修行に励み、おのれを鍛え抜いた。
長じて江戸に戻って千葉周作の道場に通い、山岡静山に槍を学ぶ。清河八郎らと知り合い、尊皇攘夷の嵐の真っ直中にあった。
世情に惑わされることなく、どこまでも真っ直ぐに生きた英傑の生涯を描く歴史大作。
・よく死んだ男が、よく生きた男だ。
・世の中、どんな愚劣なことからも学ぶことが出来る。
・人生には、その人間の一生を左右する出会いがある。
・運命の扉は、その人間が求めたとおりに開く。
こころを研ぎ澄まし、強く求めていればこそ、またとない出会いにも恵まれる。
・死地に踏み込まねば、相手は斬れぬ。