徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

お遍路さん 美人をたずねて三百里

2015年05月27日 | 伝えたい思い

書名   お遍路さん 美人をたずねて三百里
著者   加賀山 耕一
発行社 平凡社
発行年 2006年11月10日
頁数   222頁
価格  740円+税

結願を目指し、ひたすら歩く。
遍路は苦しい、そして楽しい。
お大師様と風景と人との出会い。
立ち止まっては、ふと人生を考える。
けれど、さまざまな困難もつきもの。お遍路さんに失敗しないため、一歩先を歩いた著者による心温まるアドバイスの花束。

・「思いという字は、心の上に田。心の上に土があるやろ。
  ただ思っていても種を蒔くという行動に移さねば、どう思ったところで芽は出ん」

・「歩むという字は、止まるが少ないと書く。
  止まることこそ、歩きにとって不可欠な要素」

後妻業

2015年05月25日 | 小説

書名   後妻業
著者   黒川 博行
発行社 文藝春秋
発行年 2014年8月30日
頁数   413頁
価格  1,850円+税

金が欲しいんやったら爺を紹介したる。
一千万でも二千万でも、おまえの手練手管で稼げや。
妻に先立たれ、結婚相談所で出会った二十二歳歳下の小夜子と同居を始めた老人・中瀬耕造は、脳梗塞で倒れ一命を取り留めたものの意識不明の重体に。
だが、その裏で、実は小夜子と結婚相談所を経営する柏木は結託、耕造の財産を手に入れるべく、周到な計画を立てていた。
病院に駆けつけた耕造の娘・尚子と朋美は、次第に牙をむく小夜子の本性を知り…。


花のように、生きる。 美しく咲き、香り、実るための禅の教え

2015年05月23日 | エッセー

書名   花のように、生きる。 美しく咲き、香り、実るための禅の教え
著者   平井 正修
発行社 幻冬舎
発行年 2014年9月20日
頁数   208頁
価格  1,200円+税

禅では、人生を花にたとえます。花には欲がありません。
ただ、咲いているのです。
それだけの姿こそが美しく、見る人の心を豊かにします。

迷いがあるときは、花の姿に自身を重ね、心をリセット。今の豊かさに気づいてください。

「何でもないようなことを、丁寧にしてみる」「まず、足元を見る」「絶望に陥ったときは、食べる。眠る」「姿勢を調える」「ここぞというときに、しゃべるのをこらえ、“間"に託す」「心のこもった笑顔を向ける」「苦労自慢をするのをやめる」など、人生が輝く85のヒント。
大切なことほど、シンプル。解決策は、すぐ目の前にあるのです。

・結果がどうであっても、それを受け止め、引き受けて行く。
 かけがえのない経験として、自分の中に刻みこんでいく。

・よきにつけ、悪しきにつけ、自分が思っている方向にしか、
 ものごとは、進みません。



子や孫に読み聞かせたい論語

2015年05月23日 | 言葉

書名   子や孫に読み聞かせたい論語
著者   安岡 定子
発行社 幻冬舎
発行年 2011年10月5日
頁数   159頁
価格  952円+税

小さなうちから心を育てる、強くする。家族一緒に、学んで覚える、日本人が大切にしてきた教育法。

目次


第1章 理想の人になろう(志を持って生きる―四十にして惑わず。
「正しい」を選べるか―君子は義に喩り、小人は利に喩る。 ほか)
第2章 心豊かに生きよう(知る・好む・楽しむ―之を知る者は、之を好む者に如かず。
正しく人を見る目を持とう―人を知らざるを患う。 ほか)
第3章 学ぶことは楽しい(学ぶことが一番大事―学ぶに如かざるなり。
学習と思考をバランスよく―思いて学ばざれば、即ち殆し。 ほか)
第4章 仁を育もう(口先だけではだめ―巧言令色、鮮し仁。
行動で示そう―剛毅木訥、仁に近し。 ほか)
第5章 人づき合いが楽しくなる(自分の意志を持つ―君子は和して同ぜず、小人は同じで和せず。
いいところを褒めてあげる―君子は人の美を成し、人の悪を成さず。 ほか)
第6章 こどもに伝えたいこと(努力し続けることは素晴らしい―学んで時に之を習う、亦説ばしからずや。
人生の師を見つける―故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為るべし。 ほか)

・人生には、歳を重ねなければわからないことが、沢山あります。

・いつも張りつめていては、疲れてしまいます。

・一大事に遭遇したとき、その人の本当の姿が露呈してしまう。

・大切なことは、誰のためでなく、自分のために努力し続けられること。

・親の気持ちは、自分が親になって初めてわかる。

・答えは、ひとつだけではない。






ファイト! 木津西高校生徒会

2015年05月23日 | 小説

書名   ファイト! 木津西高校生徒会
著者   本田 有明
発行社 河出書房新社
発行年 2014年8月20日
頁数   245頁
価格  1,500円+税

われら木津西、甲子園へGO!
三流高校に入学した失意の「特待生」がなぜか生徒会会長に担がれて!?
生徒会選挙、夏の選手権大会、初恋と失恋―。
汗と涙と笑いに彩られた甘酸っぱい青春物語。

・やれることは、やった。
 出せる力は、すべて出した。



こども論語塾―親子で楽しむ

2015年05月10日 | 言葉

書名   こども論語塾―親子で楽しむ
著者   安岡 定子
発行社 明治書院
発行年 2008年2月15日
頁数   61頁
価格  1,500円+税

『論語』全体約五百章から、短くわかりやすい言葉二十章を選び出した、『論語』の入り口に立つ入門の書。
そのどれをとってみても、だれの心にもひびく内容が融かしこまれている。

・「徳は孤ならず、必ず隣有り」

  徳を身に付けた人は、ひとりぼっちにはならない。

  近くに住んで親しんでくれる人が、きっと現れるものだ。




木村治美エッセイ集―老いの仕合わせ

2015年05月09日 | エッセー

書名   木村治美エッセイ集―老いの仕合わせ
著者   木村 治美
発行社 海竜社
発行年 2011年1月15日
頁数   239頁
価格  1,524円+税

目次

人生について―時は積み重なる
老いについて―巡り合わせね
暮らしについて―「おひとりさま」自慢
書くことについて―自分自身を問う
家族について―親の心得子の思い
旅について―旅は不思議がいっぱい

・時は流れ去るのではなく、積み重なっていく。

・過ぎてみれば、これが人生か。

・「去るものは日々に疎し」

 どれほど心惹かれていても、
 目の前から消えてなくなれば、いつか忘れる。

・感動を分かち合う



TV 人生の楽園にて紹介された千葉県四街道市 うどん屋 麦(ばく) に、うどんを食べに友人と訪ねました。




歌え! 多摩川高校合唱部

2015年05月07日 | ノンフィクション

書名   歌え! 多摩川高校合唱部
著者   本田 有明
発行社 河出書房新社
発行年 2012年6月20日
頁数   237頁
価格  1,500円+税

神奈川県多摩高校合唱部がNHK学校音楽コンクール全国大会に出場した実話をもとに綴った青春感動物語。
その年、同校先輩による課題曲となったが、部員はたった10数人だった。
"元気だけが取り柄”の新入部員が押し寄せて。
「自分たちの先輩が作詞した課題曲を思い切り歌いたい」Nコン第70回大会に向けて奮闘した高校合唱部の感動物語。

目次


奥多摩の出会い
乙川光太の憂うつ
「あしたはどこから」
集まった新入生たち
四人のパートリーダー
がんばルンバ!
初めてのステージ
丹田はどこにある?
三年生のこだわり
「ばら・きく・なずな」〔ほか〕

・「不安は誰にだってあるものよ。
 でも、迷った時は前に踏み出してみる。
 それが一番だとわたしは思う」

・「やれるでしょうか」

 「やれるかどうかなんて、やってみなけりゃわからないわよ」


大人の生き方 大人の死に方

2015年05月03日 | エッセー

書名   大人の生き方 大人の死に方
著者   海原 純子
発行社 毎日新聞社
発行年 2011年2月1日
頁数   207頁
価格  1,400円+税

自分と他人を比べてしまう?
貯金額と幸せ度は比例する?
年をとるのはただ嫌なもの?
閉塞した社会を変え、充実した人生を送るために今、必要なのは「大人力」。
「毎日新聞」連載、大好評コラム。

・どうしようもない激情は、90秒続くが、
 その時、すぐに行動したり言葉を投げつけると失敗する。

・人と人との関わりが希薄になった分、心は空しくなる。

・分け合う喜びは、独り占めの満足感を超えている。

・お互いが柔軟に相手の良さを生かし合える接点を見つけよう、とする姿勢が
 両者の間に温かい気持ちをはこんで来る。

・「しなくちゃいけない」を「」これをしようというように意識を変えることが大切。

・人は、あらゆる人生を生きることは出来ない。
 ひとつの人生を選び、それ以外の人生を捨てて生きていく。