書名 さわり
著者 佐宮 圭
発行社 小学館
発行年 2011年11月7日
頁 277
価格 1,600円+税
日本が誇る不世出の男装の天才琵琶師が蘇る
2010年、第17回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作品。
昭和42年、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団創立125年記念公演で、小澤征爾らとともに、武満徹作曲の名曲『ノヴェンバー・ステップス』を琵琶のソリストとして演奏。
その高い音楽性は世界的に評価されたものの、日本ではほとんど知られていない不世出の女流琵琶師・鶴田錦史の数奇な人生を綴ったノンフィクション。
音楽家としての顔だけでなく、ナイトクラブの経営などで成功した実業家としての顔を持ち、大正、昭和、平成を駆け抜けていく人生は波瀾万丈そのもの。
そのなかで、女として愛に破れ、子供を捨て、男装して生きるという謎に満ちた鶴田の生涯を、10年以上にわたって取材を続けた著者が丹念に描く。
・「さわり」
・琵琶の弦が振動しながら楽器の一部に微かに触れることで生まれるビーンという独特の雑音。
YOUTUBE動画 武満 徹:ノヴェンバー・ステップス へのリンク
YOUTUBE動画 鶴田 錦史 - 壇の浦 へのリンク
YOUTUBE動画 びかむ「敦盛 ~平家物語より~」 (琵琶 尺八 箏 和楽器) へのリンク