書名 汝、星のごとく
著者 凪良 ゆう
発行社 講談社
発行年 2022年8月2日
頁数 344頁
価格 1,600円 + 税
2023年本屋大賞受賞作
【第168回直木賞候補作】
【第44回吉川英治文学新人賞候補作】
【2022王様のブランチBOOK大賞】
【キノベス!2023 第1位】
【第10回高校生直木賞候補作】
【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】
【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】
【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】
【未来屋小説大賞 第2位】
【ミヤボン2022 大賞受賞】
【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】
などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
わたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、
自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、
すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、
ひとつではない愛の物語。
まともな人間なんてものは幻想だ。
俺たちは自らを生きるしかない。
・親の離婚は、子どもに直結する。
・手持ちカードの中から一番譲れんものを選ぶしかないやろ。
・お金で買えないものはある。
でもお金があるから自由でいられることもある。
・金は、人生を左右する。
・いつだって核心は、言葉の届かない場所にある。
・自分がどうありたいかの選択権は、いつでも自分の手の中にある。
・死ねない以上、生きなければならない。
・自分の人生の手綱は、自分で握っていたい。
・出ていくときに初めて、自分を育んだ故郷の本当の美しさに胸が震えた。
・この季節もこの風も今一度きり。
・いくつかを永遠に失った。
後悔はしていない。
すべてが必要な遠回りだった。