書名 モテる構造: 男と女の社会学
著者 山田 昌弘
発行社 筑摩書房
発行年 2016年11月10日
頁 206
価格 760円 + 税
「できない男は女にモテない」
「女はできても男にモテる訳ではない」
残念な現実のウラを読む!
女は女らしく、男は男らしく。
旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。
どうしてなのだろうか?
女らしさ・男らしさのような性別規範が社会から消えないのは、
どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、
人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。
しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。
できる男はモテる」。しかし「できる女はモテる」、とはならない。
本書では、性別機能の身も蓋もない社会的現実を、透徹した視線で分析。
男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、
社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。