徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

見えないものを見る ~絵描きの眼・作家の眼~

2013年04月01日 | 伝えたい思い

書名   見えないものを見る
      ~絵描きの眼・作家の眼~
著者   伊勢 英子,柳田 邦男
発行社 理論社
発行年 1997年7月1日
頁数   164頁
価格   1,400円+税

目に見えないものを対象として捉えることのプロフェッショナルである絵描き、作家。
「見ること」の奥深さ、面白さを、画家・伊勢英子と作家・柳田邦男が語る。

目次

第1部 二つのモノローグ(絵描きの眼(伊勢英子)
作家の眼(柳田邦男))
第2部 対話「カザルスをめぐって」
第3部 対話「見えないものを見る」
エピローグ 永遠の五月(伊勢英子)

慟哭の家

2013年04月01日 | 小説

書名   慟哭の家
著者   江上 剛
発行社 ポプラ社
発行年 2013年2月13日
頁数   408頁
価格   1,600円+税

「愛しているから、殺しました」
妻と息子を殺した夫は、法廷で言い放った。
「私には生きる価値はない。死刑にしてください。」

難病の子供を抱える普通の家族に起こった悲劇!
無条件で愛情を注ぐ母親と子供への愛情に限界を抱いている父親との間の溝は深まるばかり。
形は家族の体をしていても、中身はボロボロ。すでに崩壊状態。
そして、無理心中を提案する母親、それを受け入れる父親。
父親はもう限界を理由に、無理心中を実行する。しかし、自分は死に切れず逮捕される。
が、承諾殺人で10年の刑。納得のいかない父親は弁護士に死刑にしてほしいと控訴を要求。
父親に生きる資格はあるのか?
地域社会、福祉の問題点を追及した書き下ろし社会派小説! 実際に起こった事件をもとに江上剛が渾身の筆致で小説化!