10月11日(水) 曇り
10月10日(火) 曇りのち晴れのち雨
あゆの会夜の部で、全体会を行った。
内容は指名された人7名が、手話で発表する内容を考えてきて一人5分くらいで発表する。
それを聞いたろうの人と聴者が質問したり感想を言ったり。
バイクの免許を取って、昔乗っていたこととか、台湾旅行の思い出、子供がヘルメットを川に落として、釣り竿で釣ったこととか・・・
みんな面白かった。
その7人のうちにトンサンも入っていて、トンサンは次のようなスピーチをした。
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「ろう者と音楽について」
みなさん、手話歌を練習するとき、『ろうの人は手話歌のことをどう思っているんだろう?』と考えたことはありますか。
僕がろう者と音楽について感じたこと・経験したことを3つ話します。
1. 僕は28歳の頃、横浜市の手話サークルで手話の勉強を始めました。
聴者の先生(女性)はいつもヘッドホンをして音楽を聴きながらやってきた。
僕はそれを見て、ろう者の前で音楽を聴くのは失礼じゃないのかと思っていた。
しばらくたってから、ろう者に遠慮して好きなことを我慢している方こそ、逆に失礼なんじゃないかと思い直した。
2. それから僕はあゆの会に入った。
そこへ昭和音楽大学の生徒が入ってきた。その人はろう者だった。
その人の名は調 樹里杏と言った。
調さんは小さいときにピアノを習った。でもすぐに、4歳で失聴した。
でも彼女はピアノをやめなかった。
調さんは、『耳の聞こえない子供たちに、音楽の楽しさを教えてやりたい。』と言っていた。
調さんは大学を卒業してSONYに入り、吹奏楽団に入った。
調さんは2010年7月、NHKの「ろうを生きる 難聴を生きる」に出演している。
3. 僕は 2008年、ろう者のロックバンドを聞きに行った。
名前はブライトアイズ。
ブライトアイズはテレビ、ビートたけしの「アンビリバボー」に出演。YouTubeでその様子を見られる。
ブライトアイズは2007年の24時間テレビにも出演している。
音楽に興味があるかないかは、ろう者それぞれ。
もし『音楽って何?』と聞かれたとき、僕は精一杯理解できるように音楽を感じさせてあげたいと思う。
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この文、最初の『ろうの人は手話歌のことをどう思っているんだろう?』と考えたことはありますか。を手話で表すのが難しかったな。
本番の時もつっかえてしまった。
【参考資料】
調 樹里杏さん
NHK「ろうを生きる・難聴を生きる」調 樹里杏さん 2010年7月25日
SONYの採用情報サイト
ろう者のロックバンド
ブライトアイズ
アンビリバボー BRIGHT EYES 輝く瞳~聴覚障害者バンドの奇跡~
24時間テレビ 聴覚障害者バンド
デフサポチャンネル ユカコ ユカコさんの動画も参考になる。
手話歌をやっている人は、この人たちの音楽との付き合い方を知ってほしい。