NPO法人夢ハウスの理事長を務める小柴さんたちが、実行委員会を立ち上げ、ビデオ「晴れた日ばかりじゃないけれど」の上映会をとりぎん文化会館で開かれたので行ってきました。この日は行事が重なり、ビデオは見損なったのですが、小柴さん、ビデオを撮影した貞末さん、そして、司会の八百谷和子さんのトークセッションはしっかり聴かせていただきました。
ビデオはHTLV1関連脊椎症で、首から下の自由を失いながらも、懸命に地域で1人で暮らし、2005年に亡くなった細井道子さんの4年間の生活を貞末さんが追ったものです。小柴さんも筋ジスで首から下は、指先を除いてほとんど動きません。小柴さんは細井さんとも親交があり、そうしたエピソードを交えて、話は展開していきました。障がい者が生きること、そして、最期をどうやって迎えるかということにまで話は広がったのですが、それは人間とはどうあるべきかという根源を問う重いものでした。
私は街づくりは障がい者に優しい街をつくることが、障がいのない人にとっても優しい街になると思っています。医療や住宅の施策もそうだと思っていますし、それがセーフティーネットなんだと思っています。そのことは間違っていないと改めて確認できた反面、真の実現まではほど遠い現状にも思いを致しました。大切なことは、すべての人が、普通に暮らすことのできる地域の実現です。そのために、県政が何ができるか、そして、何をしなければならないか、真剣に考え、実現に向けて勉強したいと思いました。小柴さん、貞末さん、ありがとうございました。
第20回鳥取県手をつなぐスポーツ祭りが 布勢の県民体育館で開催され、開会式にお招きいただきましたので、参加させていただきました。
知的障がい児者の健康増進と社会参加の高揚を目指して始まった大会も今年で20回目。全県下から障がい児者850人、役員を含めると1000人を超える参加者になるそうで、関係者の皆様のご努力が、大会をここまで大きくしたのだと思い、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
開会式では、湖陵高校と敬愛高校の吹奏楽部による合同演奏も披露されて、大会を盛り上げていました。金管楽器は音程を取るのが難しい楽器ですが、それでも、きちんとメロディーを奏でておられ、みんな頑張っているだなと思うと、こちらも嬉しくなりました。
加えて、こうした会に若者たちが参加することがバリアフリー社会の実現の一助となると思います。岩美高校など高校生のボランティアに支えられた大会だそうです。引率される先生方は大変だと思いますが、参加することが大きな教育効果を生むはずです。先生方に敬意と感謝を表すると共に、これからも、さらなるご努力をお願いしたいと思いました。
国府町中央公民館で「女と男のハーモニーフェスタ」が開催されました。私が副会長の「男女共同参画推進会議とっとり」も、恒例の砂コーヒーの店で参加です。砂コーヒーとは砂丘の砂で焙煎した豆を使っているんですか。結構、美味しいです。1杯で販売させていただきました。盛況でした。国府の皆さんは、万葉おこわで参戦。こちらも完売の盛況でした。
午後からは「政策決定、意思決定の場に男女が参画し、調和のとれた社会を実現しましょう」なとと6項目からなる大会宣言案を採択。鳥取市消費者団体連絡協議会の寸劇「悪徳商法への対処」、因幡の傘踊り、男女共同絵手紙コンテストの表彰などもありました。
前年まではとりぎん文化会館での開催でしたが、今年は予算などの都合で国府町中央公民館での開催となったとお聞きしました。鳥取市域を全部巡回用しようと国府にもって来たのならば賛成もしますが、予算が本当に理由だとしたら、困った問題です。北京会議で盛り上がった男女共同参画社会への取り組みは停滞しているように思えてなりませんし、そうした雰囲気が行政に影響しているのでしょう。そうした状況だからこそ、踏みとどまって頑張るのか、流されてしますのかで、その自治体のトップの思想性が見えてくるのではないでしょうか。今春から男女共同参加推進課を室へ降格した鳥取市には、もう一度考えて欲しい問題です。