『江戸宵闇妖鉤爪』観劇。

１１月１６日（日）・東京は国立劇場にて『江戸宵闇妖鉤爪（えどのやみあやしのかぎづめ）』昼の部観劇。

国立劇場は横に長いよ～～～・・と聞いてはいたが、本当に長い。
綺麗。素晴らしい。・・・・さすが国立。
ロッカーが安い。
１０円だ・・・♪♪♪・・・・さすが国立。

江戸川乱歩先生の明智小五郎シリーズ「人間豹」の歌舞伎バージョーン。
時代もすっかり移してあるし、どうなんだろうねえ？？
・・・と思いながら観始めましたが・・
これが、なかなか面白い！・・・というか、凄く良い！
・・・というか、ラストは釘付け♪
宙吊り・・・舞台で飛ばれた日にゃ、もうクラクラ♪・・するって事です。

お甲・お蘭・お文の三役をこなされた市川春猿さんが
めちゃくちゃ美しく素敵だった。
きっちり役も分けて演じられるので、観てて感動・感心・ホレボレ♪

幸四郎さん・・・やっぱり立ち姿美しいなあ。
歌舞伎（・・・これも歌舞伎なんですが（笑））では、あんまり
素敵さを感じないのだけど『ラ・マンチャの男』で号泣させていただいてから
幸四郎さん・・・好きです♪
立ち姿が、とても美しい。
妻・お文（春猿さん）との、泣かせる夫婦の会話のシーン。とてもよかった。

そして・そして・・・お目当ての・・・・♪染五郎さん♪
鼓は打つ！舞は舞う！！
ナヨナヨ若侍も美味しいし・・・悪人「人間豹」のお顔・目力も素晴らしい！
早お着替え・メイク（←どうやったんだろう・・と未だに謎！）
お空も飛んじゃったりなんかして・・・・・・・
も～～～～～～うッ♪♪♪もう！もう！！
やりたい放題でございます♪若旦那！！きゃ♪きゃ♪

「人間豹」に変身した時の、あの怒涛のセリフ！
これよ！これが好きなのよ！・・・・の染様も、もちろん拝めました♪

舞台美術に、めっちゃお金使ってるなあ・・という素晴らしい舞台美術。
花吹雪・・・！！（・・・という訳で、２日続けて花吹雪三昧♪）
良いものを見せていただきました。

・・・と、美味しいところばかりでなく
ストーリー終盤は、人間の汚さ・美しさについても考えさせられる作品。

乱歩作品を読んでみたい・・・気分にさせられた。（読んだ事ない・・）
エドガー・アラン・ポーは読んだ事あるけどね。『黒猫』だったっけな？！
怖いお話だった・・・。
それにしても、乱歩を歌舞伎にしようと言い出したのは
染ちゃんらしい・・・・。う～～～～ん♪若旦那・・・素晴らしい♪