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一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

映画『ヴィヨンの妻』

2009年10月11日 | こんな映画観てみました♪
映画『ヴィヨンの妻』観てきました♪
めっちゃよかった!
日本アカデミー賞・主演女優賞は取ったでしょう・・・の予感よ・・・松たか子!
そのたか子ちゃんと絡んで出てくる大谷役の浅野忠信君が
これまた最高なんだけど・・・・
たか子ちゃんと・・・妻夫木君と・・・堤真一様が
同じ画面に現れた時には、文学作品映画・・という事を忘れて
きゃ~~~♪眼福~~~♪(私の為の映画かっ!?)・・・と、心の中で叫んでしまった!
・・・・最高の映画である。

原作とほぼ同じ(・・途中まで)セリフが出てきて、原作ファンには
たまらないでしょう!
読んだと時のイメージそのまま・・・なのが、これまた最高だった。

  「仕事なんてものは、なんでもないんです。傑作も駄作もありやしません。
  人がいいと言えば、よくなるし、悪いと言えば悪くなるんです。
  ちょうど吐くいきと、引くいきみたいなもんなんです。おそろしいのはね
  この世の中の、どこかに神様がいる、という事なんです。いるんでしょうね?」
  「え?」
  「いるんでしょうね?」
  「私には、わかりませんわ」
  「そう」

ここの所のセリフがどのような感じになっているかが、一番興味あったのだけど
ここは・・・想像してたより軽い感じで描かれていて
ちょっとがっかり・・・。
脚本家さん・・・というか監督さんの中では
ああ・・・こういうイメージなんだなあ・・・と。
「そう」・・っていう大谷さんの言い方が・・・もっと・・う~~ん・・
なんていうかなあ・・・・。
私の中では、重いのよ。あの「そう」は・・・。

ああ・・・小説ではイントネーションがないので、想像を掻き立てられるが
映画になると、監督さんのイメージだもんなあ・・・と。
いや~~面白いもんです!

原作自体は、とっても短い作品なんだけど
あれこれ付けて、2時間程の映画になっている。
う~~ん。やっぱり、あのあっさりした原作は素晴らしいね!

いや、それでも映画・・・よかったけどね。

  「人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」
ラストのセリフ。誰かにこう言ってもらえる事は重要な事であります・・・。
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