_ はじめに
こんばんは。
まだまだ最近の21年10月に納車された、ブルーのMT/4WDワゴンRとのカーライフについて書いています。
今回はオプションで装着したAndroid Auto対応オーディオのことについてです。
_ Android Autoについて
Wikipediaでは「Android Auto(アンドロイドオート)とは、Googleによって開発された、Android端末を自動車内での利用に最適化するためのアプリケーション」と紹介されています。
要はAndroid Auto対応のカーオーディオではAndroidスマホを接続して、カーオーディオ上にあるディスプレイにスマホのナビゲーションアプリなどを表示・操作することが可能になるのです。
ドライバーにとって快適なスマホ環境を提供する画期的なアプリケーションですね。
ワゴンRでは、ディーラーオプションに型番99000-79BM7なるパイオニア製のAndroid Auto対応オーディオが用意されていて、自分はこれを取り付けています。
これ一台でオーディオはもちろんスマホを繋げば7インチの画面上にスマホのナビゲーションを表示できます。
もちろん、オーディオはAmazon Musicも利用可能。
価格は取付費込み5万円台半ばと通常のナビゲーションの半額以下で購入できることも魅力、前のクルマからヤフーカーナビユーザーだった自分は真っ先に飛びつきました。
_ 実際にAndroid Autoを使ってみて
結論から言うと非常に使い辛い代物でした。
何がダメかというと、
1.Android Auto対応のナビアプリが少ない
自分の知る限り、GoogleMapのナビ、NAVITIMEしかないと思います。
これまで利用していたヤフーカーナビが非対応なのが残念。
GoogleMapのナビは使い辛いので、これはかなり痛いです。
NAVITIMEは有料ですが現在これを試用中、しかし、これはこれで後述する問題があります。
2.UIがダメダメ
Google Mapナビが嫌なのでヤフーカーナビの代わりにNAVITIMEを導入しましたが、
・経由地の設定など細かいことはスマホ側で操作してからオーディオに繋いでナビを表示する必要がある
・マップをスクロール出来ない(これは致命的欠点!)
・検索窓が画面に常駐していて自車位置が常に左右に偏る(常駐窓のせいで画面が狭くなる)
一度目的地を設定してその通りに運転する、ということしか想定していないようです。
私のように経由地を設定して、途中で他の道の状況を確認してリルートしたい、といった用途には全く対応していません。
NAVITIMEの場合、NAVITIMEさんが悪いのではなくGoogleが対応したソフトを提供していないことが原因のようです(ちゃっかりGoogle Mapナビではスクロール出来たりします)。
常駐窓は消せないし、Google Mapに至っては左ハンドル用に自車位置が左に偏ることが多い始末(何故か右に偏る場合もアリ、訳わかんない!)。
Googleさん何やってるの?といった感じ。
また、Amazon MusicもUIがダメダメで、聴きたいプレイリストやアルバムに辿り着けません。
メニューが「最近の再生」「プライムラジオ」「プレイリスト」「その他」しかなく、それに該当しない場合、例えばビートルズのラバーソウルが聴きたくて探しても、メニューには出てきません。
アーチスト→アルバム・曲といったサーチが不可能なのです。なんだこりゃ!ですね。
「プレイリスト」は何故か自分が作成したものが表示されず、おすすめ、人気のプレイリストとかしかなく、聴きたいものを選択できません。
結局のところ、運よく聴きたい曲が「最近の再生」「最近聴いたプレイリスト」で探せた場合でしかAndroid Auto経由で聴くことが出来ないのです。
更に運よく聴きたいプレイリストが現れても(何故か出ることもある)、何故か再生される曲がプレイリストの途中の曲順からだったりします。
何れも、百歩譲って好意的に考えると、運転に支障のある少し細かい操作をさせないポリシーのUIとも考えたりしましたが、実際は設計がマヌケなだけなんでしょうね。
その後、この余りの酷さから、これはもしかして音声認識で操作するのが正しい使い方かな?と思い直して、音声で操作を試みましたが、結果は芳しくありません。
ピンポイントで正確に指示を出す必要がありますし、それでも「ビートルズのラバーソウルを掛けて!」と言っても知らない曲が掛かったりします。Googleさん、まさかビートルズ知らないのかな?
だいたい、歳をとるとアルバム名とか忘れたりして正確な指示ができないことが多い。
画面に表示されたプレイリストを見ながら聴きたいリスト・曲を選択できないとダメです。
3.スマホの脱着後、スタンバイまで時間が掛かる
コンビニに寄る場合などスマホをUSBから外してから通常のアイドル状態に戻るまで、ちょっと間が空きます。それまでアプリを起動できないので急いでセブンアプリなどを立ち上げたい時にイラっとします。
また、クルマに再接続した際も同様。待ってられないので発車してから接続された場合、安全操作の同意メッセージが表示されてOKボタンを押下する必要がありますが、走行中にそのOKボタンを押させることの方が危険ではないですか?
Android Autoには期待していただけに、このダメダメさ加減、何と言っていいのやら。
Googleさん、手抜かないでよー、といった感じです。
ただし、まだ使い始めて日が浅いので、自分が表面上の操作方法しか知らないだけかも知れません。
理解が進んで変化があれば、別途。
_ 今後のV.UPに期待するしか
非常に期待外れだったAndroid Autoですが、WEB上ではヨイショ気味の提灯記事はあれどネガな情報がありません。
何故なんでしょう?あらかじめこんな体たらくだという情報がWEBで分かっていたら購入しなかったのに。
皆さんこれで満足なのでしょうか?
これは自分の想像ですが、おそらくAndroid Autoのユーザーがまだ非常に少ないのではないか?と思っています。
ところで、自分は今後どうするか?
しばらくは、Googleさんが Android Autoを改善してくれるのを待つしかありませんね。
それまでは、ワゴンRのダッシュボード1等地をマヌケなAndroid Autoが占有しつつ、見づらい場所にあるスマホ画面でナビを見るという残念な状況が続くでしょう。
今思えば、スズキのセールスマンが、このオーディオをお勧めではなさそうな顔をしていたのを思い出します。
それでは。
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