Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

権兵衛トンネル越えが「早い」

2022-12-02 23:14:58 | つぶやき

 松本市安曇稲核に用事があって、朝車で向かった。作業用の機器を持参だったので軽トラである。ふだんは道のりなど検索したこともなかったのだが、たまたまグーグルマップで検索してみた。もちろん通常は高速利用で表示されるが、ふつうに高速代を支払うと軽トラでも1320円必要だ。これを少しでも省こうと思えば、高速を利用しない方法を検索してみる。ということで検索したところ、目的地である松本市安曇支所まで示された最短ルートは、伊那市から権兵衛トンネルを越えて楢川に出るルート。今まで考えても見なかったルートだった。考えてみればいつも通っている善知鳥峠越えルートは、表示されたアルプスグリーン道路の塩尻市小曾部川橋のある信号機から松本歯科大学を経て塩尻市内を通過するルートだったが、辰野町までは30分余要す。そこから伊那市の分岐点である広域農道中の原信号までは20分余ほど要す。ようは1時間弱要すはず。ところが今回表示されたルートでは、50分を切るようだ。微妙ではあるが、通行量の多い善知鳥峠越えより、意外に「早い」のかもと思った、というよりグーグルマップはそう示している。グーグルマップの所要時間は、他の検索機能より所要時間が実態に近いことは知っていたが、あえて今まで検索したことがなかった。とりわけ一昨年から昨年にかけて安曇地域には何度も足を運んでいたが、当たり前に善知鳥峠越えをしていた。もっと言えば何度となく足を運んでいた梓川の真光寺や、安曇野市誌で足を運んでいた堀金にも、高速をなるべく利用しない場合は、善知鳥峠越えをしていた。いずれも松本・安曇の平では西山つけにある地域で、必ずアルプスグリーン道路の塩尻市小曾部川橋のたもとの信号機を通過して向かっていた。その回数は数えきれないほど。

 表示される時間差は10分もないから、わずかなものの上に、距離は権兵衛トンネル越えの方が5キロほど長い。しかし、信号による停止は少ない権兵衛越えと比較して燃料代の差はそれほど無いのだろう。ということで、今日、初めてグーグルマップで示された道を走ってみた。さすがに「木曽高速」と言われる国道19号は、時速70キロ平均で走る車がほとんど。早いのもうなずける。難点は県道294号の宗賀のあたりと塩尻市道を走る奈良井川沿いの道だろう。道がそれほど広くない。少し大きなトラックの後ろにつくと、避けあいのために時間を要す。43キロほどの距離を45分ほどの時間で走り切るというのだから、平均時速はかなり早い。実態に近いが、制限速度オーバーであることは明らか。そして平均的にこの道が「早い」ことは実感した。冬期間はあまり勧められないかもしれないが、それ以外の季節は確かに最も「早い」だろう。

 さて、行きは権兵衛トンネルを経ると姥神トンネル手前で右折して県道姥神奈良井線に入って国道19号へ向かう。国道361号にも掲示看板があるから間違えることはない。ところが帰りは既に暗くなっていたのと、滅多に通ったこともなかった道のため、国道19号の「どこを左折すれば」と気にして表示看板を注視していた。ところが左折すれば「伊那へ向かう」という看板はどこにもない。鳥居トンネル直前の「奈良井栃窪」という信号機がそれなのだが、そこには何も表示がないのである。もちろん今どきはナビが当たり前についているから、それを利用すればちゃんと誘導してくれるだろうが、そこまで土地勘がないわけではない。したがって看板を探していたのだが、全くないのである。信号機の名前を記憶していたわけでもなく、「ここだろう」と想定して左折したら間違っていなかったので良かったが、そうはいっても表示看板が「何もない」とは驚いた。国道19号、それも木曽谷から伊那谷へ分岐する道路なのに「何もない」。さすがにこの姥神奈良井線、そのせいではないだろうが、通行量は少ない。ちょっと驚きであった。いずれにしても、今後このルートは、頻繁にお世話になるのだろう。


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