T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

ロンドン滞在記(1) - 出国前夜

2008年11月23日 23時57分34秒 | 出張・旅行
 2008年11月10日、月曜日。この日は、イギリス・ロンドンでの国際会議に出席・発表を行うため、ロンドンに向けて出発する日であった。1週間ほどの滞在であったため、ハードケース(20kg以下)や手荷物のリュックサック(10kg以下)に、予め必要と思われる荷物を詰め込んでおいた。ただこれだけの大荷物。駅までは家族の車に乗せてもらった。

 午後5時ごろ、背中にリュックサックを背負い、ハードケースを持って、鯖江駅に入った。駅の窓口で、ゆき・かえりの切符を購入し、駅3番ホームに向かった。このホームは県外に出るときによく使うのりばであった。が、今回は20kg近くあるハードケースがあり、階段を上り下りするにも一苦労した。車輪があるので、平地は周りに気をつければそれほど苦にはならない。しかし、階段では車輪でガラガラ、とは動かせないので、ここでは階段手前で踏ん切りを付け、一気に上る(下る)ように移動した。

 17:14発の大阪行き特急雷鳥38号が到着。入り口に段差があるため、ハードケースの持ち込みに少々手間取ったが、さほど問題なく車内に入ることができた。自由席で空いている場所を探し、ハードケースを客席最後部の空いている場所に置かせてもらった。

 外はすでに暗く、車窓から見えるのは建物の明かりと街灯、そしてわずかに見える夕陽。駅で止まっている北陸線の電車を見ながら、次の乗り換えをただただ待った。

419系(武生駅)

475系(敦賀駅)

 19:03ごろ、新大阪駅の17番のりばに到着。事前にハードケース等を持って乗降口付近で待っていたため、降りる時間もさほどかからなかった。ここから一旦階段を上り下りし、11番のりばに向かった。

 11番のりばからは、関空特急はるかに乗り換えることになっていた。ホームにはすでにはるか号が停まっていたが、京都行きということで、しばらくホームで待つことに。19:15をまわろうというところだったろうか、ようやく関西空港行きの特急はるか55号が到着。指定席の車両に乗り込んだ。

 19:16、新大阪駅を出発。関空特急はるかは、空港利用客の利用を前提に考えられた車両となっているようで、広い出入り口や、客席前後の荷物置き場といった設備が整えられている。また、電車が走行する路線もユニークで、嵯峨野線・大阪環状線・梅田貨物線・大和路線・阪和線といった様々な路線をまたいでいる。ただ、それだけ多くの路線をまたぐためか、特急のわりにはそれほどスピードを出していないように感じられた。ゆったりした車内のなか、車掌の「関空特急はるか 関西空港行きです」と、(しばらく日本に戻らないこともあり)関西訛りのある声に少し聞き入っていた。

 19:58、和泉府中駅に到着。特急はるか号はこのまま関西空港に向かうが、この日は空港近くで前泊の予定であったため、ここで関空快速に乗り換えた。乗り換える電車は特急の停車したホームのちょうど反対に停まっていたため、そのまま近くの車両に駆け込んだ。

 20:00、「関空方面行き」の関空快速が出発。あとはホテル近くの駅まで乗り換えなし、と思っていた。しかしここで小さなアクシデント。「この電車は、日根野駅で切り離し、前4両が関西空港行き、後ろ4両が和歌山行きとなります」との放送が。ドア上部の電光掲示板を見ると、自分の居た車両は6号車。これはまずい、ととりあえず5号車の最前部まで移動。4-5号車の運転席部分はつながっていなかったため、切り離し作業の行われる日根野駅の手前、熊取駅で4号車へと乗り換えた。後部の和歌山行きと比べると、こちらの車両は乗客が少なかった。

 日根野駅に到着すると、ほとんどの乗客が降り、車両にはハードケースをもった乗客などがわずかに残るのみ。車両切り離し後、4両編成の車両は関西空港へ向け出発、大きく右へカーブを切った。

223系0番台(りんくうタウン駅)

 20:17、関西空港の手前、りんくうタウン駅に到着。駅にはほとんど人の姿がなく、非常に閑散としていた。改札を抜け、案内板に従って駅の外に出た。すると、非常に強い風が体に。海に近く、潮風は当然あるだろうが、周りは高層のホテルが林立しており、ビル風の影響もあるのかもしれない。


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